「ブタの皮膚から作った人工角膜」を移植された20人の患者が視力を回復
・視力の喪失は生活の質を大幅に低下させる問題であり、世界中では推定1270万人が角膜の損傷または疾患を原因とする視力の喪失に苦しんでいます。そんな角膜の問題で視力を喪失した人に、「ブタの皮膚から作ったインプラント」を移植して視力を回復させる臨床試験が成功しました。
・そこでスウェーデン・リンショーピング大学などの国際的研究チームは、厳格な条件で精製された「ブタの皮膚由来のコラーゲン分子」を化学的・光化学的に処理した人工角膜を開発しました。
・研究チームはブタの皮膚から作った人工角膜を、円錐(えんすい)角膜という病気による失明または視力低下に苦しむ20人の被験者に移植する臨床試験を実施しました。円錐角膜は角膜の中央部分の厚みが薄くなって、角膜が前方へ円錐状に突出する病気であり、正確な原因は不明なものの遺伝・目の外傷・花粉症・ぜん息・ダウン症・エーラス・ダンロス症候群などが発症確率を高める可能性があるとのこと。臨床試験の被験者はインドやイランで募集され、20人のうち14人は完全に失明していました。
研究チームは人工角膜の開発に加え、角膜の除去や縫合などを伴う通常の侵襲的手術ではなく、2mmほど目を切開して人工角膜を挿入して角膜の厚みを補うという比較的簡単な手術法も考案しました。侵襲性の低い手術は角膜の神経および細胞層を維持することができ、切開した傷も迅速に治癒するとのことで、免疫抑制点眼薬と包帯を用いた8週間の治療後に患者は回復したとのこと。
臨床試験の結果、失明していた14人を含むすべての患者の視力は通常の角膜移植と同程度に回復し、その効果は手術から2年後も継続していました。特に、実験前は盲目だったインド人参加者のうち3人は、手術から2年後に「1.0」の視力を有していたと報告されています。患者には移植による免疫の拒否反応などもみられなかったほか、傷痕やその他の有害事象は確認されませんでした。
fa-calendar2022年8月16日 13時0分
fa-chainhttps://news.livedoor.com/article/detail/22683764/
fa-wikipedia-w治験
治験とは、臨床試験のうち未承認や適応外の医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、医薬品医療機器等法上の承認を得るために行われる試験である。臨床試験は、ヒトを対象とした医学系研究のうち、医薬品や治療などにより人体に変化を伴う研究を行うものを指す。
出典:Wikipedia
fa-commentネット上のコメント
・これでもう、ポーク(遠く)まで見られますね あれ…おかしい…静かだ。
・2年後も継続して「いた」?
・これはピッグりしたなの(豚だけに なんつっていぇーい!!
・トンでもない成果であります。
・豚さんありがとうやで
・視力回復は素晴らしいけど少し怖く感じる
・ブタちゃんやっぱ有能やな
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