鈴木智彦さんのツイート
ヤクザ専門誌の編集長だった頃、現役幹部にいじめ対策を聞いて回ったことがある。
「シャーペンで刺しちゃえ。ふとももあたり」
「授業中なら油断してる。後ろからバットで殴れ」
「怒れ、キレろ、反撃しろ、暴力を使え」は共通してて、ヤクザっぽくて面白かったんだけど、不穏当すぎてボツった。
ヤクザ専門誌の編集長だった頃、現役幹部にいじめ対策を聞いて回ったことがある。
「シャーペンで刺しちゃえ。ふとももあたり」
「授業中なら油断してる。後ろからバットで殴れ」「怒れ、キレろ、反撃しろ、暴力を使え」は共通してて、ヤクザっぽくて面白かったんだけど、不穏当すぎてボツった。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 14, 2021
「いじめは楽しい。なくならない。でもいじめられる側は本当に辛い。死にたくなるほど追い詰められる」
と語った親分もいた。
「いじめられる側の辛さを体験させてやればいい。そのガキをうちに連れてこい」
なんとか記事にしたかったのだが、のち裁判で証拠採用されたらまずいのでボツった。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 14, 2021
この親分はいつも「食事会(平和共存のため、近隣の暴力団が集まって懇親会を開催していた)がしたくてヤクザになったんじゃねぇんだよ。ヤクザがネクタイ締めてどうすんだ。喧嘩させろ喧嘩」と口癖のようにいってて、俺はとても好きだった。けっこう早くに病気で死んでしまった。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 14, 2021
結局、暴力団はいじめられる側の気持ちを分かってなかった。ほぼ全員が反撃しろとアドバイスしたが、それは強者のロジックだ。反撃できないから死ぬほど苦しんでいるのだ。うちに連れてこいと言った親分だけがそれを理解していた。彼の提示した解決策は一貫して、自己解決を放棄せよ。強者を頼れだった
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 14, 2021
それでも暴力団は、いじめられている側の痛みを、今すぐ取り除く方法をあれこれ考え具体的に提示した。無茶で反社会的であっても、そこから話がズレることはなかった。大人になれば忘れるとか、いじめはよくないとか、根本的な解決にはならないとか、そんな回答をするヤクザは誰ひとりいなかった。
— 鈴木智彦/SUZUKI TOMOHIKO (@yonakiishi) January 14, 2021
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・馴れ馴れしく私に話しかけるな私はアンタが大嫌いや、とピシャリと言って、翌日先生に頼まれたノートの返却を、そいつのだけ返さず教壇に置き去りにしたことがあります。みんな見てたし本気なのが伝わって冷戦になって、私は楽になりました。喧嘩で解決できる時もあるよね、とても残念だけど。
・俺の友人は小学校時代いじめられっ子でしたが、クラス中にいじめられようとがむしゃらに反撃してました。今は某県職員をしていますが、仕事を求める土建屋さんにいじめられているそうです笑。
・むちゃくちゃな暴力的手段で、ヤクザらしいといいますか...
・自分は、子供にやられたらやり返せ、と伝えてます。イジメの対象が流動的でまだ固定化してないなら、ただの小動物の戯れと思って大丈夫だけど、対象が固定化して陰湿化したら、大人が本気になって出張る番です。人の痛みがわかるようにはしないとですね。大人も感度も磨く。
・自分の国も保持も大事、でも多様性も大事という政党を強く求む!
・その雑誌、一度だけ買ったことがあります。組バッジが表紙のやつでした。知らない世界を見てみたくて買いました。勉強になりました…。
・正当防衛になるタイミングなら大丈夫だ。
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