法廷から 独占欲と怒りで…地下アイドルとファン、「カネ」で結びついた関係の果て
・東京・池袋のホテルで昨年7月、女性を殺害したとして殺人や死体損壊などの罪に問われた男(38)の裁判員裁判の判決が11日、東京地裁で言い渡される。
・「援助」繰り返し
今年9月に開かれた初公判で、起訴内容を認めた被告。公判では、被告が女性に行っていた「経済的援助」が事件の背景にあったと指摘された。
通常のアイドルと違いメディアの露出がなく、収入が不安定な地下アイドル業界では、アイドル自身がインターネット上で「欲しいものリスト」を公開し、ファンがそれを贈るという形での「応援」も行われている。
検察、弁護側の説明によると、被告は令和3年3月ごろから女性とLINE(ライン)でやり取りするようになった。
女性の求めに応じ、被告はパソコンやゲーム機などをプレゼントしたほか、現金も提供。女性からも好意を寄せるようなメッセージが届いたという。
被告は徐々に、見返りとして肉体関係を要求するようになった。
《ホテル来てくれたら10万円分クレカで好きな物買ってあげようと考えてた》《泊まりなら30万あげるけど、無理なら8時間で20万》
法廷では、被告が女性に送ったラインの内容も明かされた。
膨れ上がった借金
こうした援助の甲斐あって4年5~6月には女性と2人きりで2度会い、「目的」を遂げた被告。ただ、2度とも女性に金銭を支払っており、特に2度目の面会時には借金して工面し、58万円もの現金を手渡していた。
多額の金銭を貢ぎ続けることで成立するいびつな関係が、長続きするはずもない。当時、コンビニエンスストアでアルバイトしていた被告の手取りは月約20万円。当然、給料だけでは足りず、消費者金融などからの借金は計約150万円に膨れ上がった。
検察側は「これ以上、関係を維持できないと悟り、殺害して自分だけのものにして一体化することで、独占しようと考えた」と指摘。「ゆがんだ支配欲、独占欲、性欲を満たすために及んだ自己中心的な犯行」として懲役18年を求刑した。
これに対し弁護側は「被告は女性と交際していると思っていた。お金だけの都合のいい関係だったと悟り、独占欲というより怒りから殺害に至った」と述べ、より軽い量刑を求めた。
被告人質問で「彼女に会わなければ、貢がなければこうならなかった」と振り返った被告。「ゆがんだ愛の形だが、自分は悪人になって彼女と結ばれようと思った」とも語り、最終意見陳述では「本当に申し訳ありませんでした」と、深々と頭を下げた。
fa-calendar2023年10月7日 7時0分
fa-chainhttps://news.livedoor.com/article/detail/25124217/
fa-wikipedia-wアイドル
アイドルは、英語の「idol」(偶像。崇拝される人や物)から転じて、現在では「恋愛感情を持つ熱狂的なファンが売上のメイン層を占めている歌手、俳優、タレント」などをいう。
出典:Wikipedia
ネット上のコメント
・なんか悲しい事件やな😰
・お金だけの都合のいい関係だったと悟るまでに、取り返しのつかないところまでお金を貢いじゃったんですね。
・現実でこんなことが起こりうるんだ。欲しいものリストと借金…。歪んでる。
・ファンとの一線は超えちゃいけない気がする 😨
・「自分は悪人になって彼女と結ばれようと思った」全然意味がわからない…
・最悪だ🤯
・うーむ、やるせない事件や……。
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