立憲、女性宮家の配偶者・子「皇族身分有する」案も検討

・立憲民主党は12日、安定的な皇位継承に向けた皇族数の確保に関する考え方をまとめた。女性宮家の創設を「とりわけ緊急的な課題」と指摘し、配偶者や子が皇族としての身分を「有する」案と「有しない」案について賛否両論を併記。党としての結論は示さず、「論点整理」にとどめ、与野党協議で「立法府の総意」をめざすとした。

2017年に国会が天皇退位の特例法を制定した際、安定的な皇位継承を確保するための課題や女性宮家の創設などを検討・報告するよう付帯決議で政府に求めた。政府の有識者会議は21年12月にまとめた報告書で、皇位継承の議論を事実上棚上げする一方、皇族数の確保について①女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持、②旧宮家の男系男子が養子として皇族復帰――の2案の検討を求めた。

fa-calendar2024年3月12日 21時20分
fa-chainhttps://www.asahi.com/articles/ASS3D6W0BS3DUTFK00P.html
fa-newspaper-o『朝日新聞』のご購読お申し込みはこちら