「こんなに雑な感じで扱われるのか!」女性から男性になった歩夢さん(31)が驚いた、職場での“筋肉チェック”事件
・女性として生まれ男性になった歩夢さん(31)と、男性として生まれて女性になった未悠さん(28)。2人は2020年に結婚し、現在は「性別逆転夫婦」としてSNSや講演などで活動している。
・物心ついた時から自分の性別に違和感があったという2人だが、どんな幼少期を過ごし、どのように性別適合手術を決断したのか。そして両親へのカミングアウトで迎えた修羅場、意外な恋愛事情も…。
・まずは女性として生まれて、男性になったいわゆるFtMの歩夢さんに話を聞いた。
――性別適合手術を受けてからはスムーズに新生活を始められたんですか?
歩夢 専門学校では男性として生活していましたし彼女もいて、カウンセリングなども受けていたので、自分が男性であることに対する違和感みたいなものは全くなかったですね。本当に「やっと」という感じで。でも驚いたのは「男性ってこんなに雑な感じで世の中から扱われてるのか!」ということでした。
――雑、というのは?
歩夢 表現むずかしいんですけど、当たりがキツイっていうか。手術の後から運送の会社で働くことにしたんですけど、「筋肉あるかチェックしたいから脱げ」って言われたんですよ。当時はまだ手術の痕が生々しい時期で、もじもじしていたら最後は横にいた人が助けてくれてなんとかなりましたけど、女性だったら絶対言われんようなことを男性は言われるんやな、っていうのは痛感しました。それまで女の子扱いされるのはずっと嫌でしたけど、それなりに大切にされてきたこともわかったっていうか。
――男性になってみないとわからない部分もあったのですね。
歩夢 女性だった頃は男友達と外で遊んでいても、「お前何時まで外にいるんだ、危ないだろう」って僕だけ言われたり。職場でも女性は金髪にピアスやネイルもOKだけど、男性は絶対短髪でヒゲもダメ。なんなら地毛がちょっとでも茶色いと「真っ黒に染めろ」みたいな。僕自身は男性になれて本当によかったけど、男性には男性特有の生きにくさがあるんやなって気づいたんです。
fa-calendar2023/11/04
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fa-wikipedia-wトランスジェンダー
トランスジェンダーとは、出生時点の戸籍の性別が、自身の性同一性と異なる人々を示す総称である。性的少数者のひとつとして挙げられる。
出典:Wikipedia
ネット上のコメント
・ブ男だと就労すら難しいぜ
・筋肉チェックってなんやねんw 単なるハラスメントやんけ
・男にとってそれは普通だからね…
・ようこそハードモードへ!
・男はつらいよ
・ぬっるいエピソードやのう
・人生イージーモード「だった」事に気付いたか
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