１０歳代の娘に性的暴行、地裁が求刑超え懲役２０年判決…裁判長「鬼畜の所業」「酌むべき事情はない」

・娘に性的暴行を加えたとして、強制性交致傷罪に問われた男（５５）の裁判員裁判で、大阪地裁は８日、求刑（懲役１８年）を上回る懲役２０年の判決を言い渡した。

田中伸一裁判長は、性的虐待が約６年間続いたとし、「常習性が際立ち、子への情愛がみられない鬼畜の所業だ」と述べた。

・田中裁判長は、娘が自殺未遂を図ったり、不登校になったりしたことに触れ、「一人の人間の人生を破壊した」と言及。男が反省の態度を見せず、更に娘を傷つけているとし、「同じ罪の中でこれ以上悪質、重篤なものを想定しにくいほど重い事案。酌むべき事情はない」と判断した。

fa-calendar2024年2月9日 6時52分
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