ビートたけしさん「『時間をムダに使う贅沢』を知らない若者は可哀想」「映画の見どころはシーンの『間』」

ビートたけしが語る伊集院静さんとの思い出「年下だけど、尊敬できる男だった」

記事によると…

・オイラはこの前、久しぶりに『首』という時代劇の映画を作った。映画の話で言えば、映画を「早送り」で観る若者が増えているんだって?

それどころか起承転結の要所だけをつまんで繋げて、10分や15分にまとめた「ファスト映画」というのを配信する違法業者が増えているらしい。「タイパ(タイムパフォーマンス)」が何より大事で、1本の映画をじっくり観るより「早送りしてさっさと結末を知りたい」というニーズが増えたんだろう。

こういう若者を「教養がない」「我慢ができない」と問題視してるみたいだけど、それは作品が面白くないことの言い訳だよ。そもそも映画は、ある人物の人生やらを何十倍も早回しして、「たった2時間」にまとめたものだからね。それすら「観ていられない」というのは、単純に面白くないってことでしかない。

ただ、オイラからすると「時間をムダに使う贅沢」を知らない若者を可哀想だと思ってしまう。良い作品を観て、思考を巡らせながら時間をゆっくり浪費することは最高にリッチなことだからね。

今は情報が溢れすぎて、「早くて効率的」であることが美徳とされるようになった。でも、“贅沢”というのは効率とは対極のところにある。

映画で言えば「見どころ」は、大ドンデン返しや衝撃的なラストじゃない。何気ないシーンの情景やセリフのないシーンの「間」が魅力なんだよ。それはファスト映画じゃきっと飛ばされている部分だろう。そこを楽しめなければ、作品のあらすじをなぞったところでピンと来るはずがない。

2023年12月20日 16時0分
全文読む⇨https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1928656/

ビートたけし


ビートたけしこと北野 武は、日本の漫才師、俳優、映画脚本家・監督。ビートたけし名義でお笑い芸人として活動している。 1980年代初頭に起こった漫才ブームで、漫才コンビ・ツービートとして活躍した。
生年月日: 1947年1月18日
出典:Wikipedia

ネット上のコメント

倍速で動画見る奴とか信じられんもん

何でもタイパ、コスパの流れ好きではない

ムダって文化なんだよな ギリギリの貧しい社会や国では、文化なんて生まれない。ところで日本は富める国なのかな。

時間の無駄と間を一緒にすんなよ…

そもそも80点以上の映画なんて、数百本に1本くらいしかないしね

倍速で観て時間を浮かせた時間は、どうせスマホいじることに費やす時間でしかないんだろうからなぁ...

無駄に思える時間程、人生のプラスになるものだからね…無駄な時間なんて無いんだよ

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