【長】 東京都「バスカフェ中止して」→ 仁藤夢乃さん「やだ(略1960文字)」

仁藤夢乃さんのツイート

3/22のバスカフェが東京都からの中止要請によって開催できなかった後も、私たちは3/29の開催を求めていました。しかし、今日18時過ぎ、東京都より、明日のバスカフェは開催させない(「休止する」)との連絡がありました。とても残念です。

今日も新宿歌舞伎町の街には、家に帰れず、お金もなく体を売るしかない、そう思い込まされて過ごしている少女たちがたくさんいます。これまでバスカフェではそうした少女たちに出会い、つながる活動を続けてきました。バスカフェへの妨害が深刻化してからも一晩で50人ほどが利用する日もあるなど、活動の意義や必要性についても、お伝えし続けてきましたが、少女たちを見捨てるような判断をとても残念に思います。

昨日、東京都から直接話がしたいと呼ばれ、都庁で2時間話しましたが、東京都は、バスカフェを開催させない前提で話しているとしか思えない態度でした。東京都から3/22についてColaboははじめ「中止要請」を受けましたが、その後、報道を受けて「別の選択肢を提示しただけ」といい、昨日も「中止要請はしていない。バスカフェ以外の選択肢を出すように要望しているだけだ」と言われました。しかし、具体的に開催に向けて協議するという姿勢が感じられませんでした。

妨害者に対する接近禁止命令が出たのは新宿区役所前でのバスカフェの開催日だということはこれまでに何度も説明してきました。警察に対応をお願いもし、警察は対応を変えて善処しようと準備してくれていました。そのことを伝えても、東京都からは「接近禁止命令が出ても、警察が動いたとしても安全を確保できるとは言えない」「われわれの懸念が払しょくできないので、それを払しょくできるような回答が欲しい」と昨日も言われました。

どんな懸念や危険があるのかと聞いても、「具体的にこれということではないが色々ある」といい、具体的に教えてほしいと何度も言うと、「利用者が嫌な思いをしない、個人特定されない、撮影してSNSにUPされたりせず落ち着いた場所に案内して相談できる」などと、今までも守れていることを言ってきました。それについてはこれまでも対策しており問題ないと伝えても、「これについてはあくまでも一例なので、その他にどのような懸念があるかも含めてそちらで検討してご回答いただきたい」と言われました。

また「接近禁止命令が出ていない人が妨害に来る可能性がある。トラブルになる可能性がある」とも繰り返されました。妨害に来る可能性があるまだ見ぬ人については、来たら110するなどして対応するしかないと思います。警察は110があれば対応すると言っています。

そもそも、アウトリーチの活動は、性搾取のなかにいる(または危険に取り込まれそうになっている)少女たちに出会いつながるためのものなので、危険はつきものです。私が街を歩けば、必ずと言っていいほど、性売買業者や買春者が少女たちに声をかけ、手をひっぱって連れて行こうとする場面を目の当たりにします。そういうとき、私は少女に声をかけて「私と行こう」とバスに誘うので、業者や買春者の男性たちからキレられたり、性売買業者らに囲まれて睨みつけられるといったことはよくあり、本当に命がけと言える活動です。そうした状況に少女たちが放置されていることこそが問題だと国も東京都も認め、しかし、行政にはできない活動だからこそ、危険と隣り合わせの活動を民間に委託しているはずです。

それなのに、昨年末から続く妨害に対して、私たちが対策や協力を求めても東京都には何もしてもらえないどころか、妨害者ではなく私たちに対して中止要請をされました。はじめ、私たちは東京都から「中止」と言われたのですが、その後報道を受けて、「別の選択肢がないか聞いただけ」と言うようになり、今は「休止要請だ」と言っていますが、この委託事業は今年度3月末で終わることが決まっており(補助金化されると聞いていますが詳細はわかりません)、これらは事実上の中止要請であることに変わりはありません。

東京都に協力してもらえない中、私たちは接近禁止命令を得て、警察へ対応をお願いもしました。それでも「不十分」だと言うのです。司法と警察が動いているのに、法治国家の日本で、これ以上の対策があるのか?と聞いても、東京都は「それを考えるのは受託者であり、あくまでも我々は委託者ですから」と笑いました。

「委託と受託の関係なのに、我々(東京都)に対策や別の案を考えるように言ってくるのはおかしい」と言い、東京都としては何もしない姿勢が一貫していました。また「我々はバスカフェ以外の選択肢を提示するようにお願いしているのに協議に応じてもらえない」と、Colaboについて事実と違うことを色々なところで言っていたようです。

Colabo


一般社団法人Colaboは、主に少女の自立支援を行っている法人である。 女子高生サポートセンター「Colabo」を開設して「若者と社会をつなぐきっかけの場づくり事業」を展開。
出典:Wikipedia

ネット上のコメント

「当該地では落ち着いた環境下での支援活動が出来ないと思われるので、再度協議すべきだ」と東京都は言っている。つまり当該地では支援対象者を危険に晒す可能性があるという事だろう。東京都は至極当然な事を言っている。もし支援対象者にもしもの事があれば、東京都も責任を問われかねない。

都から中止要請が来ているのならすぐにやめた方がいいでしょう。何かあった場合、責任問題になってきますよ。こういうのは変に意地を張るとどんどんドツボにはまって行くパターンっぽい。引き返すなら今。

他の団体よりは活動はされているのに。とりあえず新宿の事務所を拠点に自費と寄付で活動されてはいかがでしょうか?来季、実績を作って再度申請してみてはいかがでしょうか?頑張って下さい

バスがダメならコラボの事務所でやれば良いでしょ?バスカフェの会場からそんなに離れていないそうだが、事務所じゃダメな理由ってあるの?

バスである意味。

そんなに大事なら自費でやんなさい。あと長すぎ。

事の始まりはお金の問題なんだと思っています。社会的弱者を救おうと言った志しがあるのなら、一度お金の事も、活動実態の事なども全て含めオープンにしてから 次のステップへ進んだ方がいいのではないかと。

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