全ロシア将校協会が「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない
・ロシア軍は、ウクライナを北南東、三方から包囲し、侵攻の準備が完了しつつあるように見える。
プーチンの要求は、「ウクライナをNATOに加盟させない法的保証」だ。米国もNATOも、「この要求を受け入れることはできない」とロシア側に回答した。しかし、その後も侵攻回避のための交渉が続けられている。
・日本ではまったく報道されていないが、ロシアで1月31日、驚愕の出来事が起こった。「全ロシア将校協会」のHPに「ウクライナ侵攻をやめること」と「プーチン辞任」を要求する「公開書簡」が掲載されたのだ。
・この公開書簡は、レオニド・イヴァショフ退役上級大将が書いたものだが、彼は、「個人的見解ではなく、全ロシア将校協会の総意だ」としている。
ちなみにイヴァショフ氏は、もともとかなり保守的で、これまでプーチン政権を支持してきた。国営のテレビ番組にもしばしば登場し、著名で影響力のある人物だ。
・イヴァショフは、ロシアのウクライナ侵攻に反対している。その理由は、
第1に、国家としてのロシアの存在を危ういものにする。
第2に、ロシア人とウクライナ人を永遠の敵にしてしまう。
第3に、ロシアとウクライナの若くて健康な男性が、数万人亡くなる。
そして、ウクライナ侵攻の結果は……。
〈 ロシアは間違いなく平和と国際安全保障を脅かす国のカテゴリーに分類され、最も厳しい制裁の対象となり、国際社会で孤立し、おそらく独立国家の地位を奪われるだろう 〉
要するに、イヴァショフと全ロシア将校協会は、「長期的に見ればロシアは必ず負けるから」戦争に反対しているのだ。
・「プーチン辞任」も要求、なぜ?
イヴァショフによると、「ロシアは現在、深刻なシステム危機に陥っている。しかも、ロシアの指導者たちは、国をシステム危機から救うことができないことを理解している。システム危機が続くことで、いずれ民衆が蜂起し、政権交代が起こる可能性が出てくる」。
だが、ウクライナに侵攻すれば、どうだろうか? イヴァショフは次のように言う。
「戦争は、しばらくの期間、反国家的権力と、国民から盗んだ富を守るための手段だ」
彼と将校協会から見ると、「ウクライナ侵攻」は、プーチンが「自分の権力と富を守るためだけの戦争」なので、辞任を要求したのだ。
fa-calendar2022.02.16
fa-chainhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/92504
fa-wikipedia-wウラジーミル・プーチン
ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチンは、ロシア連邦の政治家。同国第4代大統領。第2・4代安全保障会議議長を務めている。大統領代行、第2代大統領、第5・9代連邦政府議長、統一ロシア党首、ロシア・ベラルーシ連盟国 閣僚会議議長などの政府・政党の要職を歴任した。この他にサンクトペテルブルク副市長も務めた。
生年月日: 1952年10月7日 (年齢 69歳)
出典:Wikipedia
fa-commentネット上のコメント
・粋スギィ!😆 応援します🙌
・気になるな..
・これで株価も安定してくれるかな
・次は何を企んでいるプーチンよ
・もしこれが現実になったらその瞬間こそ北方領土奪還の時
・どうなりますかね…
・きわきわの情報戦てことか。内部分裂演出して時間稼ぎ?
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