
厚労省が発表した自殺対策白書で、若者の自殺が高止まりしており、特に大学生では進路に関する悩みが自殺理由として多いことが明らかになりました。
ざっくりPOINT
- 2024年の自殺者数は2万320人で前年より1517人減少。
- 小学生から高校生の自殺者数は過去最多の529人。
- 大学生の自殺は21歳が最多で、進路に関する悩みが主な原因。
報道の詳細
深 掘 り
若者の精神的負担が深刻化、社会全体での支援が急務
近年、若者の自殺が深刻な社会問題として注目されています。特に15歳から29歳までの若年層で自殺者数が高止まりしていることは、将来を担う世代の精神的な危機を示しています。大学生では21歳に自殺が集中しており、その主な要因として「進路に関する悩み」が挙げられています。進学、就職、将来への不安が重なり、孤立感や焦燥感を抱えやすい時期と重なることが背景にあります。
また、女性の若年層では服毒による自殺の割合が高いことも特徴であり、周囲が気づきにくいケースも多くあります。加えて、無職の若者では「病気の悩み(うつ病)」が最も多く、自殺死亡率が高い傾向にあります。働いている若者でも、うつ病や職場の人間関係など、職場に起因するストレスが自殺の一因になっていることがわかっています。
こうした状況に対し、厚労省は電話やSNSを通じた相談窓口の利用を呼びかけています。若者が気軽に悩みを共有し、孤立しないための環境整備が必要です。学校、家庭、職場、地域といった日常の場で、気づきと支援の輪を広げていくことが求められています。社会全体で、命を守る仕組みの強化が不可欠です。
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