兵庫県弁護士会「トランス女性の受刑者が男性刑務所に収容され刈りにさせられている。憲法違反だ」

・兵庫県弁護士会は3日、神戸刑務所に収容されているトランスジェンダーの受刑者の人権が侵害されているとして、法務大臣や同刑務所に対し改善を勧告・要望した。この受刑者からの人権救済の申し立てを受けたもので、同日記者会見を開き明らかにした。

　同会によると、申し立てた受刑者は50代で、戸籍上は男性。性自認は女性で外形変更の手術もしているが、戸籍に従い男性刑務所に収容されている。

　所内の男性受刑者は月一度丸刈りにさせられるといい、この受刑者もそのルールに従っている。同会は「女性受刑者はパーマもかけられるのに、トランス女性が丸刈りを強要されるのは配慮を欠く」と指摘。「性自認に沿って生きる権利を不当に制約し憲法違反」だと勧告した。

fa-calendar2023年8月4日 7時40分
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