中国から初来日し、都内で働く女性「日本の◯◯は、怖くて食べられない」

外国人が感じる「日本の食文化への不安」に、意外な声が多数寄せられる

今回取り上げられたZ.Xさんの「餅が怖くて食べられない」という発言に対し、ネット上ではさまざまな反応が寄せられました。中でも目立ったのは、「無理して食べる必要はない」「危ないなら避けるべき」といった、比較的冷静で理解を示す声です。「喉に詰まらせる事故が実際にあるのだから、避けたいと思うのは当然」「危険性を認識して行動していることはむしろ賢明」といった意見が多く見られ、日本人の側でも餅のリスクについては一定の認識が共有されている様子がうかがえます。

一方で、批判的な意見や揶揄も一定数見られました。特に一部では「中国の食品の方が危険」「中国人に言われたくない」といった内容もあり、食文化をめぐる国家間の印象や偏見が表面化する形になっています。これは食に限らず、異文化に対する先入観やメディア報道の影響が大きいことの表れとも言えるでしょう。

しかし全体としては、「合わないなら無理せず避ければいい」「日本でも餅は危険な食品として知られている」といった、比較的寛容な姿勢が優勢でした。日本の正月文化に深く根ざした餅ではありますが、それがすべての人にとって安心して食べられるものではないという点で、多様な価値観を認め合う風土の必要性が浮き彫りになっています。

今回のように、外国人の率直な意見がきっかけとなり、改めて日本人自身が自国の文化や習慣を見つめ直す機会となることは重要です。文化の違いに対して理解を示し合う姿勢が広がることで、より多様性を受け入れる社会への一歩につながっていくことが期待されます。