日本で民泊業を営む中国出身の宗華氏、ドラマ『VIVANT2』に憤り「失望した」「いくらなんでも一線を越えすぎ」「フィクションだからこそ守るべき最低限の倫理観や配慮がある」

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 Xで「宗華(民泊YouTube大学)」として活動する宗華さんが、堺雅人さん主演のTBS系日曜劇場「VIVANT」第2シーズンについて、過激な暴力描写や中国人の描き方を問題視し、制作陣の倫理観や日中関係への影響に強い懸念を示しました。

 宗華さんは、作中で指を切断する拷問や刃物による殺害といった残酷な場面が描かれていることについて、幅広い世代が視聴する日曜夜のドラマとして適切なのかと疑問を呈しました。視聴率や話題性を優先するあまり、地上波テレビ局としての社会的責任が軽視されているのではないかと批判しています。

 特に問題視したのが、中国の諜報組織「シンシー」の描写です。中国吉林省長春市を故郷に持つ宗華さんは、中国人スパイ役を日本人俳優が演じていることによる中国語の不自然さを指摘。他国の言語や文化に対する配慮が欠けていると訴えました。

 さらに、自身の故郷と同じ長春出身に設定された登場人物についても、性的指向を含む人物描写が過度に誇張され、猟奇的な人物像として扱われていると批判しました。人気キャラクターのドラムが射殺される展開にも触れ、衝撃的な演出で注目を集めようとする制作姿勢に失望を示しています。

 また、中国の組織を残虐な敵役として描くことが、緊張の続く日中関係に悪影響を及ぼす可能性にも言及しました。実際に中国国営メディアのCCTVは、作品に登場する拷問場面などを問題視し、中国を悪者として描く演出だと批判しています。中国のSNS「微博」でも関連する話題が拡散し、検索ランキングで一時1位となったことが報じられています。

 宗華さんは、エンターテインメントの表現の自由を認めながらも、実在する国や地域を否定的に描くことには慎重な姿勢が必要だと主張しています。フィクションだからこそ守るべき倫理観や配慮があるとし、一人のドラマファンとして、また中国にルーツを持つ視聴者として、今回の作品に深い失望を抱いていると訴えました。

 なお、作品の描写に対する評価は視聴者の間でも分かれており、フィクションとして受け止める意見もあります。制作側が意図的に日中間の対立をあおったかどうかは確認されておらず、宗華さんの指摘は作品に対する個人の見解となります。

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