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俳優の高畑裕太さんが2026年5月16日、約9年前に自身が逮捕され、不起訴処分となった過去の不祥事について、事実関係やこれまで公にしてこなかった経緯、現在の思いをまとめた声明を公表した。
高畑さんは声明の中で、当時、地方での撮影期間中に滞在していたホテルで、ホテル従業員の女性に対して「性的暴行を加えた」とする容疑がかけられ、連日テレビなどで大きく報じられたと振り返った。その後、約2週間の勾留を経て、検察官の最終判断により不起訴処分となり釈放されたと説明している。
声明では、ホテル従業員の女性と関係を持ったこと自体は事実だとした一方、報道されたような「性的暴行」に該当する行為や、怪我を伴う暴力行為は行っていないと主張した。また、当時報じられた「歯ブラシを持ってきてほしいとフロントに電話し、来た女性を無理やり部屋に引きずり込んだ」といった内容についても、そのような事実はなかったと説明。プライバシーの観点から当日の詳細は控えるとしつつ、報道と事実の間には大きな齟齬があったとの認識を示した。
さらに高畑さんは、取り調べを受けていた当時、所属事務所や撮影関係者が警察署内で待機していたところに、女性の「交際相手」を名乗る人物が怒鳴り込んできたとも記載。この人物について、その後「元暴力団関係者であることが判明した」とし、事務所や関係者に対して高額な金銭要求が行われていたことも確認されていると説明した。
また、当時かけられていた容疑が「強姦致傷罪」だったことにも触れ、同罪は当時から親告罪ではなく、仮に示談が成立していたとしても、それだけで当然に不起訴となる性質の事件ではなかったと主張した。そのうえで、「示談をしたから不起訴になった」という単純な構図で理解することは、刑事手続の実態とは一致しないとの考えを示している。
一方で高畑さんは、自身が示談に応じたことは認めており、それは当時の状況下で長期間不安定な立場に置かれるリスクを考慮した判断だったと説明。仮に起訴されていれば、無罪主張を行っていたと述べた。
これまで公に弁明してこなかった理由については、「怖かった」という気持ちに加え、自身が言葉を発することで家族や周囲に再び迷惑をかけるのではないかという思いがあったためだと説明した。しかし、長い時間をかけて自身の気持ちと向き合う中で、いつか自らの言葉で整理し説明すべきだという思いが強くなったとしている。
高畑さんは、本件における自身の軽率な行動により多くの人に迷惑をかけたことは「紛れもない事実」であり、弁解の余地はないと謝罪。期待を裏切り、多くの人を傷つけたことを深く反省しているとしたうえで、今後も一生をかけて背負い続けるべきものだと記した。
その一方で、当時の報道によって形成された自身の印象が現在まで固定化されている状況は、今後の人生や活動において大きな制約になっているとも述べた。現在は劇団を主宰し、表現活動を続けているとし、関係者への影響が今も残っていることから、今後活動を続けるうえで過去の出来事を正式に説明することが誠実さだと考えるようになったという。
声明の公表については、法的な主張や何らかの請求を目的としたものではなく、現在の環境への感謝と、これからの人生や活動に向き合うためのものだと説明。今後は一人の表現者として、また団体を率いる立場として、これまで以上に責任と自覚を持って誠実に取り組むとした。
声明末尾では、本件に関するこれ以上の個別説明は控えるとしたほか、過去に類似の被害に遭った人の心情を害する可能性があることについて謝罪。取材についても基本的には断る意向を示し、私生活や家族、関係者、稽古場、劇場への過度な接触や無断取材を控えるよう求めた。
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