なぜ誰もおかしいと気づかないのか…学校で「背の低い順に並ぶのは差別」と主張する現役教員の納得の理由
・なぜ、日本の学校では整列する際、背の順に並ぶのか。現役小学校教員の松尾英明さんは「背丈という本人にはどうしようもない身体的特徴を並べて比較し、小さい方から大きい方へと序列をつけて並べる。これは差別であり、いじめの類でもある」という――。
※本稿は、松尾英明『不親切教師のススメ』(さくら社)の一部を再編集したものです。
学校では、何かにつけて「背の順」で並ぶ。このことに対し、違和感をもつ日本人は少ないのではないか。小学校入学時どころか、幼稚園・保育園児の頃からあまりにも当たり前にやらされることなので、自然にそういうものだと思わされる慣習の一つである。
冷静に考えて、背の順に並ばせるのは、身体的特徴による差別の誇示である。背丈という本人にはどうしようもない身体的特徴を並べて比較し、小さい方から大きい方へと序列をつけて並べる。一番小さい人と一番大きい人を確定して、誰の目にも明らかなように序列を公表する。
これが身体的特徴による差別であることは、大人が会社等でこれを強制されないというのを考えればわかる(体重順に並ばせるのも全く同じことである)。明確な差別であり、いじめの類の行為である。
しかし、慣習というものは、多くの場合それがもつ問題点に全く気付けない。
それでも「背の順」に納得のいく明確な理由があればいいが、大抵は論理の通らないこじつけにすぎない。実際は、単に慣例として行っていることがほとんどだからである。
fa-calendar2022/09/13 11:15
fa-chainhttps://news.nicovideo.jp/watch/nw11424226
fa-wikipedia-w身長
身長(しんちょう)は、人間(ヒト)が直立した時の、床又は地面から頭頂までの高さ。 身の丈(みのたけ)、上背(うわぜい)、背丈(せたけ)、立っ端(たっぱ)とも言う。 通常、メートル法を使用する場合はセンチメートルで、インペリアル法を使用する場合はフィートとインチで表され、測点計を使用して測定される。
出典:Wikipedia
fa-commentネット上のコメント
・背の順は人影に隠れずきちんと前から先生が人数を把握できるメリットがある 数え間違いのリスクはこの間の通園バスで痛いほどわかるはず
・学校の教室で先天性で視力の低い子の席が前の方なのは差別ってか。
・身体能力や体格を理由にすると「差別」と言うクセに学力を理由にすると「差別」とは言わないダブスタ。
・昔の人って、合理的に物事を考えていたんだなぁと。
・この教師の学級にゆたぽんぶち込んだらさぞかし楽しい実験になっただろうにw
・背の高い順に並ぶと後ろの人は前が見えない
・うわ~ また変な事言い出した
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