日本国民はまるで政府のATM。給料の半分近くを税金と社会保険料で毟り取り、30年の失政のツケを私たちに払わせている=鈴木傾城
・政府が国を成長させたいのであれば、個人が豊かになってガンガン消費できる国を目指せばいい。ところが政府は「財政赤字がキツい」と言いながら、ひたすら予算を削り、国民に増税して、国民の給料の半分近くをむしり取って日本人が「消費できない国」にしている。
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・今の日本政府は何をやっているのか。まったくの真逆のことをやっている。消費税を3%から5%へ、5%から8%へ、8%から10%へ……と、どんどん増やしていき、国民の手取りを減らしていき、消費意欲を減退させている。
「外国では消費税がもっと高い国もある」という人もいるのだが、実は消費税の率を他の国と比較してもしょうがない。なぜなら、他の国と日本とでは経済成長率も違えば、租税の制度も違うからである。
そもそも、日本人が取られている税金は消費税だけではない。
消費税、所得税、法人税、住民税、固定資産税、都市計画税、共同施設税、宅地開発税、国民健康保険税、法定外目的税、復興税、自動車税、自動車重量税、ガソリン税、酒税、相続税、贈与税……等々、日本人は40種類から50種類もの税金をひらすら払っていかなければならないのである。
さらに言えば、日本では高額の社会保険料も払っており、そこから逃れることができない。社会保険料はこの30年で2倍以上にもなっており、これからも「もっと上がる」ことが計画されている。
ステルス税金も多い。たとえば、日本の電気料金は爆上げ中なのだが、その値上げの要因のひとつとして「再生可能エネルギー賦課金(再エネ発電賦課金)」の存在が挙げられている。
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fa-calendar2022年5月22日
fa-chainhttps://www.mag2.com/p/money/1189199
fa-lightbulb-o鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。
出典:MONEY VOICE
fa-commentネット上のコメント
・消費税を下げる議論がよく出るが、下げれば、社会保険関係の負担が大きくなるだけ。消費税を15%程度にして、社会保険関係の負担を何とかして下げる議論をしないといけない。
・でも毎度選挙では1番人気がある
・これ、難しいよなあ。代わりにじゃあ年金減らしましょうとか健康保険の負担を増やしましょうとか言うと大騒ぎになるし。株価が下がると年金が大損だとかワーワー言う人だらけだから、どうにもならないんちゃうか?
・年金を廃止し生活保護に一本化するだけでも改善効果は大きい
・政府が使う予算だけは増え続けているのにね あと税収も増えてる ATM状態です
・たしかに1万の商品かったら1000円取られるとかくそすぎるよな。1000円あったら2食補えるわ。今の現状は当たり前じゃないことを自覚しなきゃいけない。
・消費税がっつり取って他の社会保険料の負担無くせば働く世代には有利なんだけど逆に消費税なくせって言っちゃうのよね。
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