仁藤夢乃さん「日本は買春者に甘く、買春を容認する風潮が浸透している社会です。当たり前のように女性が抑圧されている」

仁藤夢乃さんが指摘する買春者に都合の良い日本社会の現状 「JKビジネス」「パパ活」性搾取を不透明化する言葉

▼記事によると…

——売る少女たちにはそうせざるを得ない背景や斡旋業者の仕掛けがあるわけですが、社会には「援助交際」「JKビジネス」「パパ活」など、あくまでも少女たちが能動的に行っているものとする、搾取する側の大人を透明化するような言葉で溢れていますよね。

かつて東南アジアへの買春ツアーが一般的に行われていたり、「売る側にも問題がある」といった主張がまかり通ったり、「コロナの影響で風俗に可愛い人が増える」といった発言をした芸能人がテレビに出演し続けられるなど、日本は買春者に甘く、買春を容認する風潮が浸透している社会です。当たり前のように女性が抑圧されているので、多くの女性が疑問を持てなくなっており、声をあげる人がいても耳を傾けてもらえないため、違和感を表明することのハードルの高さがあります。

私たちの活動に対し、「少女たちは好きでやっているのでしょう」と言ってくる人も珍しくありません。少女たちがその選択をせざるを得ない背景を見ず、都合の良いときだけ少女たちの“主体性”を押し出してくるのは、少女の“主体性”の話にしてしまえば、大人としての責任に向き合わずに済むからですよね。

買春を容認し、大人の加害者性に向き合えない日本社会のしわ寄せは、全て子どもにいきます。買春者や斡旋業者の存在が不透明化されることは、搾取する側にとって都合が良く、“自己責任”と批判することで、ますます少女たちは大人に相談しなくなっていきます。

——一昔前と比較すると、SNS上などでこうした状況に異議を唱える人も増えた印象ですが、一部メディアでは依然として、「お小遣い目当て」「欲しいものを買うため」など“少女側の問題”を強調する記事が生産されています。そうした記事に読者が流されないためにはどうしたらよいでしょうか。

買う側でも買われる側でもない、「傍観者」となっている多くの非当事者の市民が、一部のメディアが創り出す搾取側にとって都合の良い言説を信じてしまうことの問題を感じています。

認識の誤りに気づくためにはまず、構造的な問題を理解することが第一歩です。買う側の成人男性と買われる側の未成年少女はどう考えても対等な関係ではありません。金銭的なやり取りがあることにつき「需要と供給の一致」「winwinの関係」「お金をもらったのだから」と言い出す人もいますが、そこに対等な関係性はなく、金銭を対価に性関係を要求すること自体が性暴力であって性搾取です。

たとえば「お金を渡すから殴らせて」と言う人がいて、それに応じて殴ったら、殴った人がしたことは暴力だと多くの人が認識すると思うのですが、これが性搾取になり男性が逮捕されると「お金を受け取ったのに」「男性がかわいそう」と言い出す人が少なくない。現状、売る側の問題にしておけば福祉も社会も反省せずに済むため、少女たちが切り捨てられているのだと思います。

また、買春者や斡旋業者は、あくまで性搾取の手段として寝床や仕事を提供しているだけで、「性売買や性搾取の現場がセーフティーネットになる」といった考えも改めていただきたいです。

2021.10.19 06:00
https://wezz-y.com/archives/93626

仁藤夢乃


仁藤 夢乃は、日本の社会活動家。一般社団法人Colabo、女子高生サポートセンターColabo代表。元AKB48の仁藤萌乃は実妹。
生年月日: 1989年12月19日 (年齢 31歳)
出典:Wikipedia

ネット上のコメント

どっちもどっちだと思う、、、、。

そこに国は関係ないから。

売る女性も同類だと思うけど

一方的ですね。

売るから買うんちゃうの。買うから売るんちゃうの。どっちもどっち。

何言ってるのこの人

前川助平「ワシもか?」

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