高市総理誕生で、小泉氏を防衛相、林氏を総務相に起用へ
Image © S

高市総裁が首相に指名された場合、臨時国会での閣僚人事として小泉氏を防衛相、林氏を総務相、茂木氏を外相に起用する方向で調整に入ったという報道です。

ざっくりPOINT
  • 高市総裁は閣僚人事で防衛相に小泉進次郎、総務相に林芳正を起用する方向で調整に入った
  • 外相には茂木敏充を起用する方向で調整
  • 総裁選で4位だった小林鷹之を政調会長に起用して挙党一致体制を整備

報道の詳細

深 掘 り

想定人事の意義と課題

今回報じられた閣僚布陣案は、党内の支持層を広げつつ、選挙での実績や知名度を持つ政治家を要職に据えることで高市氏政権のスタート時点での基盤づくりを図るものと考えられます。小泉進次郎氏は若手かつ知名度が高く、防衛相という重責ポストを与えることで、政権の“顔”として期待されるかもしれません。林芳正氏は官房長官の経験を買われつつ、総務相という省庁の要職を担うことで政務調整能力を発揮させようという意図が読み取れます。茂木敏充氏も党内での重鎮として外相に据えることで外交面を安定させようという配置でしょう。

ただし、こうした人事は実現性の点でいくつかのハードルを抱えています。まず、報じられたように自民党の単独議席は過半数に届かず、野党との連携次第では首相選出に失敗する可能性があります。また、各閣僚の政策調整力や省庁との兼ね合い、さらには世論やメディアの反応も無視できません。特に小泉氏を防衛相に据えるという案には、防衛政策の経験不足を指摘する声が出る可能性があります。さらに、報道ベースの案であり、最終決定までには党内調整や他派閥との調整が不可欠です。

総じて、この人事案は高市氏が首相指名から政権運営へつなげるための布石ですが、実務能力、政党支持基盤、国会運営力、世論対応力のすべてを問われる極めてタフな試金石になるといえるでしょう。

反応/関連

Xの反応

関連動画




\\SNSで記事をシェア//

XでSを




人気のコンテンツ