【三重】中国籍の男(63)が自転車で倒れる → 駆けつけた警察官が“約24年4カ月”の不法残留に気付き逮捕

約24年間不法に日本に滞在していた中国籍の男が、三重県で警察により現行犯逮捕されました。

ざっくりPOINT
  • 男が三重県鈴鹿市で倒れているとの通報を受け、警察が出動
  • 警察が身元確認を行い、2001年に在留期限が切れていたことを確認
  • その場で不法残留の疑いで現行犯逮捕

報道の詳細

深 掘 り

長期不法残留の背景と再発防止への課題

今回の逮捕は、日本における長期の不法残留者の存在が再び浮き彫りになったケースです。約24年にもわたって不法に滞在していたにもかかわらず、これまで発見されなかったことは、在留管理の実効性に課題があることを示しています。

不法残留者は通常、在留期限を超えても自主的に出国せず、行方をくらますことで摘発を逃れます。背景には、生活基盤を築いていたり、雇用先からの保護、知人による支援などがあるとされています。今回の男も「友人を頼って鈴鹿に来た」と話しており、支援者の存在が推測されます。

出入国在留管理庁は定期的に不法滞在者への対策を強化しており、民間からの通報や立ち入り調査なども実施していますが、今回のように偶然の通報で発覚するケースも多く、すべてを網羅するのは困難です。

再発防止には、不法滞在者を取り巻く支援体制の実態把握、通報制度の周知、外国人労働者の受け入れ制度の見直しなど、多方面からの取り組みが必要です。今後も、在留管理体制の継続的な強化と運用の適正化が求められます。

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