シンガポール永住権保持の日本人女性「皆保険制度は日本人が長期にわたって積み立てて作った資産。それをたかだが数ヶ月保険料を収めれば丸々使えるという制度は狂っている」

SouthernCross(@Southern_X777)さんがXに投稿した内容が注目を集めています。

外国人でも健康保険料を支払っているのだから、国民並みに使えるのは当然だと主張する政治家がいると指摘し、投稿は始まっています。これに対してSouthernCrossさんは、自身がシンガポールに30年間暮らしてきた経験をもとに、外国人の医療制度利用について持論を展開しています。

シンガポールでは国民皆保険制度が存在せず、外国人は公立医療機関であっても国民ほどの補助を受けられないと述べ、20年以上前に永住権を取得している自身でも、一律で自費診療が求められていると説明しています。そのため、外国人は民間の医療保険に加入せざるを得ず、労働者は雇用者が団体保険に加入する一方で、それ以外の外国人は自費で保険に加入する必要があるとしています。

さらに、自身は自営業のため年間約25万円の民間保険に加入していると述べ、その保険がカバーするのは入院のみであり、これでも国民と永住権者限定の医療保険のため格安な方だとしています。外来診療については、私立クリニックでは全額自費、公立機関であっても政府からの若干の補助にとどまると説明しました。

数年前には両膝の部分人工関節の手術を受けた経験があり、最も費用が安い国立大学病院でも400万円以上かかったと述べています。また、公立病院に入院するには数ヶ月待つ必要がある一方で、私立病院であればより早く手術が受けられるが、その費用を調べて断念したとも語っています。

日本における国民健康保険制度についても言及し、「今の日本では、ほんの3ヶ月滞在すれば国民健康保険を使えると聞いて呆れている」と述べています。海外旅行傷害保険は1年契約であるのに対し、保険料が安い国保に数ヶ月だけ加入すれば、国民並みの医療費で済むという現状に対する違和感を表しています。

また、「保険料を払っているのだから問題ない」という考えに対しても疑問を呈し、「1ヶ月分の保険料はいくらか?それに対してかかった費用はいくらか?」と問いかけています。医療費の自己負担割合は年齢によって異なるとしながらも、10割が医療費の全額であることに変わりはないと述べています。

そして、フローとアセットという経済概念を引き合いに出し、フローは一定期間の経済活動であり、アセットは蓄積された資産を指すと説明した上で、皆保険制度は日本人が長期間積み立てて築いてきたアセットであるとしています。これをわずか数ヶ月保険料を収めただけで同様に使えるという制度は「狂っている」と断じています。

さらに、海外旅行傷害保険が加入前の既往症をカバーしないことを指摘し、長期の持病を抱えた人ほど日本に渡航し、3ヶ月滞在して国保を利用するという事例が発生していると述べています。

最後に、観光客として来日し、国保に加入して安価に治療を受けた後に帰国してしまえば、それ以降の保険料は支払われず、結果としてその負担は残された日本国民が背負うことになると問題提起しています。

話題のポスト

Xの反応

Xの反応


関連動画

関連動画




\\SNSで記事をシェア//

XでSを




人気のコンテンツ