【給料明細】介護士歴7年、手取り15万円…

Xユーザーの@camel77598164さんが2025年6月30日にポストした内容が、大きな反響を呼んでいます。

「正社員介護士歴7年の給料明細(手取り15万)社会が憎い。」という言葉と共にアップされた給与明細には、基本給14万円、各種手当を含めた支給総額が約20万円であることが記されていました。

差し引かれた社会保険料や税金、食事代などを除いた手取り額は15万円程度にとどまっており、多くの利用者から「低すぎる」「バイトの方がマシ」との声が寄せられています。

その後のポストでは、「夜勤手当がないと、手取り12万になっちゃうからね」と述べ、16時間夜勤に向かうことを報告。

「俺頑張るよ」とフォロワーへ呼びかけた姿が印象的です。

また別のポストでは、「障害者を誰が世話するのか議論しないといけない」として、社会全体が見て見ぬふりをしてきた構造的な問題にも言及。

ネット上では「基本給14万の時点で誰も介護職につかない」「介護士の平均給与は20万以下」「経営者に吸い取られている」など、介護職の労働環境を憂う声が相次ぎました。

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介護職の低賃金と社会の認識ギャップ

厚生労働省の調査によると、介護職員の平均月給は約23万円前後とされていますが、これは夜勤手当や処遇改善加算を含むものであり、基本給は低水準にとどまることが一般的です。

経験年数が増えても昇給幅が小さいことや、資格や夜勤の有無で大きく差が出る現実が指摘されています。

また、重労働と高い責任に対して報酬が見合っていないとの認識は広く、他業種への転職や離職の要因にもなっています。

今回のような個人の給与明細の公開は、制度の実情や現場の声を可視化するきっかけとなり、介護職への理解を深める契機ともなっています。

支える側が報われない社会でいいのか

投稿された給与明細を巡って、SNS上では共感や憤りの声が相次ぎました。

介護は高齢化社会において不可欠な仕事であるにもかかわらず、そこに従事する人々が経済的に追い詰められている実態は、深刻な社会課題です。

人手不足が加速する中で、現場の担い手が安心して働ける環境を整えなければ、将来的に制度自体が立ち行かなくなる可能性もあります。

「夜勤なし年休120日以上で理学療法士なら年収400万〜600万」といった声も見られ、介護職との待遇格差が浮き彫りとなっています。

現場のリアルな声を政策にどう反映させるかが問われる局面に来ていると言えるでしょう。

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