【誤解】参政党・神谷代表「“高齢の女性”は子ども産めない」→ ひろゆき氏「日本で“高齢出産”を無くすと、日本人の子どもはもっと減る」
Image © Share News Japan

ひろゆきさんは、Xでのポストにおいて「2023年の日本の平均初産年齢は31.0歳」「初産婦で35歳以上の出産を高齢出産と言います」「3割の子どもが高齢出産で生まれます」と述べました。

そして、「日本で高齢出産を無くすと、日本人の子どもはもっと減ります。日本人を減らしたい人達が高齢出産に反対してるんですかね?」と投稿しました。

このポストは、参政党の神谷宗幣代表が公示第一声で「高齢の女性は子どもを産めない」と発言したことへの反応として発信されたものです。

しかし、ポストに対する反応は賛否が分かれ、とくに「高齢出産」と「高齢の女性」を混同しているのではないかとの批判が相次いでいます。

X上では、「高齢出産ではなく、高齢の女性の話だ」「60歳では産めない」「ひろゆきさん、今回は的外れ」といった指摘が多数寄せられ、混乱が広がっています。

ひろゆきさんのポストが、発言の趣旨を誤解していると受け止められていることが伺えます。

話題のポスト

Xの反応

関連

深掘

焦点となったのは「高齢出産」と「高齢女性」の定義

今回の議論のポイントとなっているのは、「高齢出産」と「高齢女性」の定義の違いです。

医学的に「高齢出産」は35歳以上の初産を指し、近年の日本では一般的な現象となっています。

一方、「高齢女性」と言った場合、通常は閉経後の年齢、たとえば65歳以上などを連想することが多いです。

X上のユーザーたちからは、「『高齢』とは65歳以上を指す」「高齢出産の定義と混同している」「元の発言は生物学的な事実を述べただけ」という反応が多数見られました。

また、ひろゆきさんに対して「面白くて好きだったのにがっかり」といった失望の声や、「ソースも確認せずに論破に走っている」とする批判も見受けられました。

一方で、「今は35歳以上が普通」「高齢出産にもリスクはあるが、出産できることも多い」といった冷静な意見も寄せられています。

このように、今回のひろゆきさんのポストは、出産年齢に関する社会的な認識のギャップを浮き彫りにしました。

言葉の定義と配慮が求められる時代に

今回の騒動は、「高齢出産」と「高齢女性」の言葉の混同が引き起こした混乱であり、どちらの用語をどう使うかについて慎重な配慮が必要であることを示しています。

ひろゆきさんのポストは、少子化という大きな社会問題に対する警鐘のつもりだったかもしれませんが、元の発言内容の理解不足と読み取られたことで、多くの批判を招きました。

社会的影響力を持つ人物の発言には、正確な理解と根拠が求められます。

特にデリケートなテーマでは、議論の方向性を誤ると、必要以上に人々の不安や怒りを呼び起こす結果となる可能性があります。

今後、少子化対策や出産支援に関する議論を深めるには、言葉の定義と事実の正確な把握、そして相手の立場に立った発信が重要となるでしょう。

───あなたの感想は?───

Loading spinner

\\SNSで記事をシェア//

Xでシェアニュースを

〔Share News Japanを支援〕



 アンケート投票 & 結果確認