れいわ新選組、参院選に伊勢崎賢治氏を擁立 過去に「僕は日本国なんぞのために命をかける気は毛頭ありません」ポスト

れいわ新選組は2025年の参議院選挙に向け、比例代表の特定枠で伊勢崎賢治氏を擁立すると発表しました。

伊勢崎氏は東京外国語大学の名誉教授であり、国連職員やアフガニスタンの武装解除を担当した経歴を持ち、国際的な安全保障や紛争解決の分野で高い実績があります。

しかし、注目を集めているのはその政策や経歴だけではありません。

2022年にXで投稿した発言が再浮上し、波紋を広げています。

その中で伊勢崎氏は、「僕は日本国なんぞのために命をかける気は毛頭ありません」「市民よ銃を取れと言うような大統領が治める国を、応援するわけにはいきません」と述べており、この姿勢に対してネット上では「国を担う議員にふさわしくない」といった批判的な声が相次いでいます。

これに対し、支持者からは「平和主義の立場を貫いている」「実体験に基づいた発言」との擁護の声も出ていますが、れいわ新選組の候補者選定が波紋を呼んでいることは否めません。

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れいわ新選組と伊勢崎氏の接点と評価

伊勢崎賢治氏は、国連や日本政府の要職で数々の紛争地に関わってきた経験を持つ一方、武力や国家による抑圧に対して一貫して批判的な姿勢を取ってきました。

その姿勢は、れいわ新選組の反体制・反既得権益的なスタンスと一致する部分も多く、今回の擁立もその延長線上にあると見られます。

伊勢崎氏が関わってきたシエラレオネやアフガニスタンなどの武装解除プロジェクトは、平和構築の実践例として国際社会でも注目を集めており、その知見を国内政治に活かすという狙いもあると考えられます。

一方で、同氏の過去の発言が「国家観の欠如」と受け止められ、ネット上で物議を醸している点も事実です。

れいわ新選組は社会的弱者や平和主義を掲げて支持を得てきましたが、今回の擁立によって逆に保守層や中道層からの反発を招くリスクも抱えています。

伊勢崎氏の出馬がどのような形で選挙戦に影響するか、今後の展開が注目されます。

擁立をめぐる議論が問うもの

伊勢崎賢治氏の擁立は、れいわ新選組の理念と実行力をどう評価するかを国民に問いかける機会とも言えます。

平和主義や反戦の姿勢は、時に国防や安全保障に対する懸念を呼び起こしますが、伊勢崎氏のように現場で命を懸けて平和構築に取り組んできた人物が、日本の国政に参加することの意味は決して小さくありません。

しかし、政治家に求められるのは信念だけでなく、国民全体の意志とバランスを取る判断力でもあります。

過去の発言が単なる信念の表明であったとしても、それが国民の安心や共感を得られないものであれば、政治家としての資質に疑問が呈されるのは当然です。

れいわ新選組は今後、伊勢崎氏の発信力と政治的感受性の両立をどう実現するかが鍵となるでしょう。

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