石原伸晃氏が36年の政治活動に幕 「選挙はもう出ません」と政界引退を明言

元国交相で元自民党幹事長の石原伸晃氏が、夏の参院選出馬を断念し、政界からの引退を表明しました。

ざっくりPOINT
  • 「いい潮時」と語り、36年の政治活動に幕
  • 「選挙にはもう出ません」と明言し政界引退を宣言
  • 父・慎太郎元都知事の影響語るも「都知事選も考えていない」

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石原ファミリーの終焉と永田町の転換点

石原伸晃氏の政界引退は、石原慎太郎元都知事から続く「石原政治家一家」の流れに一区切りをつける象徴的な出来事です。

1980〜90年代にかけて、政治とメディア双方に強い発信力を持った慎太郎氏の名は保守層を中心に根強い影響力を誇りました。

その長男として政界入りした伸晃氏もまた、国交相や党幹事長として内政の要職を担いましたが、世代交代と支持基盤の変化により近年は求心力が低下。

本人も政界から退いて「外から政治を見る」と語っており、今後は評論や政策提言などの形で政治と関わっていく可能性が高いと見られます。

長年続いた政治家一家の一時代が静かに幕を閉じました。

ベテラン政治家の去就と次代の模索

今回の石原氏の決断は、ベテラン政治家による「引き際」の美学を示すものとしても注目されます。

党内では高齢議員の続投に対する是非がたびたび議論されてきましたが、自ら退く姿勢は後進の台頭を後押しする契機となるかもしれません。

特に都市部では若手や無所属系の新興勢力が台頭しており、知名度や実績だけでは支持を維持できない時代に入っています。

石原氏のような保守本流のベテランが一線を退くことで、自民党内でも世代交代の流れが加速する可能性があり、今後の党運営や候補者選定にも影響を与えることになるでしょう。

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