
吉永藍さん(帰化人行政書士、無所属)はX(旧ツイッター)に次のように投稿しました。
「日本人を守るためね外国人政策 迎合に迎合を重ねたこの言葉には重い差別を感じて言ってくださった方がいました。 吉永藍は泣きました。 ここまで”日本人のため”と迎合しても、下劣に侮辱されズタズタに傷つけられわけだ。 マジで日本は衰退してる。 脳なしらは、日本は日本人で守るからお前帰れというが、脳なしのお前らのせいで国が大問題だ! 馬鹿だから、分からんのか!」
投稿は、在日・帰化人の立場から「日本人を守る」と訴えつつも、日本人を前面に出す姿勢に対して誹謗中傷を受けた苦境を赤裸々に描いています。
自身が受けた言葉の重さと、自分の出自を理由に排斥される現実への怒り、失望が短い文面に強く滲んでいます。
話題のポスト
日本人を守るためね外国人政策
迎合に迎合を重ねたこの言葉には重い差別を感じて言ってくださった方がいました。
吉永藍は泣きました。
ここまで”日本人のため”と迎合しても、下劣に侮辱されズタズタに傷つけられわけだ。マジで日本は衰退してる。…
— 帰化人行政書士 吉永アイ 目黒区から東京都議会議員選挙へ (@aiaiyoshinaga) June 23, 2025
関連
反応
(・ω・) そもそも頼んでねーよ pic.twitter.com/TsbAow56tA
— 大介師匠() (@daisuke_judobjj) June 23, 2025
五月蝿いわ( `∆´)/ シッシ!
— 🇯🇵makoto(おっ産)🇯🇵 (@makoto56028220) June 23, 2025
この投稿は今後立候補する際に必ず過去の言動として掘り起こされ、候補者としての評価に大きく影響するだろう
— 七視七士 (@19e75361i103u) June 23, 2025
それを承知で発信したのであれば、相当の覚悟があるのかもしれない…
中立視点だったけど、やっぱり我々とは違うんだな、と感じる投稿。
— 昆虫殺し (@tatakukai) June 23, 2025
深掘
帰化人としての主張と社会的反発
吉永さんは行政書士として長年外国人支援の業務に携わり、今回の都議選では「外国人政策を通じた日本人の保護」を掲げて立候補しました。
しかしこのスタンスは、彼女自身が帰化人であることと相まって、「自己矛盾」や「選民意識」といった批判を受ける結果となりました。
とくに、「日本人を守る」という表現が排他的に聞こえると受け止められ、SNSでは出自への誹謗中傷も目立ちました。
このように、候補者の背景と発言内容が乖離して見える場合、言葉の真意とは異なる形で拡散されやすいのが現代の政治的リスクです。
特にX上では、支持層と批判層の声が極端になりやすく、候補者の意図が正しく伝わることは難しくなっています。
吉永さんのケースは、多様性を語る現代社会における「共生の難しさ」を象徴する出来事といえるでしょう。
言葉の選び方と発信の重み
吉永さんのポストからは、帰化人としての葛藤や、日本社会に対する複雑な感情がにじみ出ています。
一方で、選挙においては「誰のための政策か」を明確に伝える必要があり、その言葉の選び方には慎重さが求められます。
「日本人を守る」というメッセージは一部の有権者には響いたかもしれませんが、同時に出自との矛盾を指摘する声が影響を与え、最下位という結果に直結した可能性があります。
今後、吉永さんが政治活動を続ける場合は、自らの経験を強みにする一方で、より包摂的な表現を用いながら社会と対話していく姿勢が求められるでしょう。
言葉の重みとその受け止め方のずれが、大きな分断を生む時代において、真の「共生」はどこまで可能なのかを考えさせられる事例となりました。
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