「ネイルしてる女性は料理するな!」→ 料理研究家リュウジさんが反論

料理研究家のリュウジさんがXで、「ネイルしてる女性は料理するな」というクレームに対して異議を唱えるポストを投稿しました。

投稿には実際に料理をしている動画とともに、「ネイルしてたところで別に不衛生じゃないじゃん」「ネイルしてても料理作っていいです」といったメッセージが添えられています。

リュウジさんは続くポストで、このクレームが料理番組に出演する際に最も多く寄せられるものであることを明かし、「基本ネイルしてるタレントさんは絶対テレビで料理作らない」と説明しています。

また、料理番組では出演者が自分たちで作ったものを食べるため、視聴者がそれに過剰に反応する必要はないと訴えました。

さらに翌日には、「飲食店と家庭料理の違いをごっちゃにしている人がいる」と指摘。

自身の動画は家庭料理の番組であり、営業している飲食店とは衛生基準が異なると説明しました。

その上で、「ご家庭ではキチンと手洗いすればネイルのまま料理していただくのは大いにあり」と述べ、ネイルをしていることを理由に萎縮する必要はないと呼びかけました。

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ネイルと衛生観への偏見と誤解

ネイルをしている女性が料理をすることに対して否定的な意見が出る背景には、外見と衛生に対する固定観念が存在します。

特に日本では「清潔感」が強く求められる文化的風潮があり、ネイル=不衛生というイメージが根強い傾向にあります。

しかし、ネイルをしていること自体が衛生面で問題になるわけではなく、手洗いや調理中の衛生管理の方が重要です。

実際、食品衛生法や厚生労働省のガイドラインでは、業務用の飲食店であってもネイル自体を明確に禁じているわけではありません。

問題はその状態での手指の清潔保持であり、衛生手袋や洗浄の徹底が求められるという点にあります。

家庭料理においては、自己管理が前提となるため、必要以上に厳しい基準を持ち込む必要はないというリュウジさんの意見は、理にかなっているといえます。

家庭料理は自由であるべき

今回のリュウジさんのポストは、料理と外見に関する偏見を再考させるものでした。

ネイルをしているという理由だけで料理をすることを否定されるのは、個人の自由やライフスタイルを不当に制限する考え方です。

特に家庭で作る料理においては、その人のライフスタイルに合わせて自由に取り組めることが重要です。

また、料理を仕事とする場面と家庭内で楽しむ料理とは目的も衛生管理の基準も異なります。

視聴者や第三者が過剰に反応し、SNSなどで他者を萎縮させるような風潮は、むしろ料理の楽しさや多様性を損なう原因となりかねません。

リュウジさんのように、現場からの実感とともに意見を述べる発信は、偏見を打破するきっかけとなりうる貴重な声です。

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