慶應義塾大学・寺井公子教授「消費税っていうのは一度下げると次元に戻すのに相当なエネルギーがかかるというのはもう私たち経験しているところ」→ ツッコミ殺到…
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慶應義塾大学の寺井寿美子教授が2025年6月22日放送のNHK番組「日曜討論」に出演し、「消費税っていうのは一度下げると次元に戻すのに相当なエネルギーがかかるというのはもう私たち経験しているところ」と発言しました。

この発言に対し、Xユーザーのakiuさんは「はい!?私たちがいつ消費税減税の経験をしましたか???」と反応し、大きな注目を集めました。

このポストには2.6万件の「いいね」と6,735件のリポストがついており、反響の大きさがうかがえます。

また、「野風で消費税廃止でありんす。(🐾)」というユーザーは、「電波に載せて公開したのだから、NHKでも慶應大学でもどっちでもいいから、消費税が何%、減税され、何%に戻した経験をいつされたのか責任を持って調査して、公開して欲しい」と主張しています。

寺井教授の言葉に疑問を抱いた視聴者たちは、実際に日本で消費税の「引き下げ」や「再引き上げ」の経験があるのかについて、明確な説明を求めています。

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日本の消費税政策における「引き下げ」の実績はない

日本の消費税は1989年に導入されて以降、段階的に引き上げられてきました。

導入当初は3%、その後1997年に5%、2014年に8%、そして2019年には10%に引き上げられました。

しかし、この間に「消費税率が引き下げられた」事例は存在していません。

よって、寺井教授が述べた「一度下げると戻すのにエネルギーがかかるというのは経験済み」という発言には、事実としての裏付けが乏しいという指摘が広がるのは当然といえます。

仮に世界的な事例を参考にするならば、ドイツでは2020年のコロナ禍に対応して、一時的に標準税率を19%から16%に、軽減税率を7%から5%に下げた後、2021年に元に戻したという例があります。

しかし日本においては、そのような一時的減税と再増税の前例は存在しません。

この点を踏まえると、寺井教授の発言が国内の経験に基づいたものではない可能性が高いと考えられます。

専門家の言葉への信頼と検証が求められる時代

今回の寺井教授の発言に対し、多くの市民が「いつ減税したのか」と疑問を呈したことは、専門家の言葉に対する市民の検証意識が高まっている証ともいえます。

特に消費税のように生活に密接に関わる政策に関しては、発言の正確性と根拠が強く問われる傾向があります。

NHKのような公共放送において専門家が発言する場合、それが多くの国民に影響を与えることを考慮し、言葉の選び方や事実との整合性が極めて重要になります。

視聴者は無批判に受け入れるのではなく、SNSを通じて発言内容に対する疑問や批判を共有し、必要に応じて発言者や放送局に説明責任を求める姿勢を見せています。

今後も専門的な立場からのコメントが求められる場面では、発言の根拠や背景について明確な説明が求められるでしょう。

市民の関心と批判的思考の高まりは、健全な民主主義の一要素とも言えます。

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