声優・林原めぐみさん、ブログ内の一部表現を削除・修正し謝罪「関係の無い方々を傷つけてしまいました」

声優の林原めぐみさんが、10日までに自身のブログを更新し、8日に投稿した内容の一部を削除・修正した上で謝罪しました。

林原さんは8日、「興味がない、わからない、知らない」と題する記事を更新し、一部の訪日外国人による迷惑行為について言及しました。

その中で「日本ザリガニがあっという間に外来種に喰われちゃったみたいに」と例える表現を用い、日本文化やマナー、技術、表現の自由としてのアニメが脅かされる可能性について懸念を示しました。

また、マナーのない民泊利用者や観光客による問題行動への規制強化も訴えました。

しかしながら、この“外来種”という表現が排外主義的だとして批判が相次ぎ、SNS上で炎上状態となりました。

こうした反響を受けて林原さんは記事を修正し、韓国の友人からの助言を受けたことを明かし、「部外者が軽々しく発言することで誰かを傷つける可能性がある」と説明しました。

「既に傷ついた人に手は伸ばせないけれど、これ以上傷つく人が増えないように」と謝罪し、該当部分を削除したことを報告しました。

さらに「一部過激な表現とし削除。関係のない方々を傷つけてしまいました。学びます。教えてくれてありがとう」との追記もありました。

一方で、ネット上では「削除する必要はなかったのでは」といった意見も多く見られました。

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表現と配慮の境界線

現代のインターネット社会において、著名人の発言は瞬時に広がり、様々な文脈で受け取られます。

特に国籍や文化、宗教に関する内容は、発信者が意図しない形で誤解されることも少なくありません。

こうした背景から、著名人が「表現の自由」と「配慮」のバランスを常に意識せざるを得ない状況が生まれています。

特定の行動や現象を例える比喩表現であっても、対象が誤解されることで差別的と受け止められるリスクがあるため、言葉の選び方は極めて慎重になる必要があります。

林原さんの今回の件は、善意や問題提起の意図があったとしても、それが思わぬ形で受け取られる現代の表現の難しさを浮き彫りにしています。

炎上の中で問われる言葉の責任

林原めぐみさんのブログ発言に対する批判と謝罪は、現代における発信者としての責任と難しさを象徴する出来事でした。

彼女の問題提起には日本社会への思いと真剣な懸念が込められていましたが、表現の選択が想定外の反発を招いたことで、発信者と受信者の間にある「意図」と「受け取り方」のギャップが浮き彫りになりました。

特に国際的な文脈を持つ話題においては、政治的・文化的な背景への配慮が求められ、それが足りないと感じられた場合には即座に批判の的となります。

今後、林原さんを含む多くの発信者がより広い視野で発言を行う一方で、受け手側にも背景や文脈を読み取るリテラシーが求められると言えるでしょう。



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