【新潟】給食の“かき玉汁”の器が触れ児童がアレルギー症状 → 親が上越市を提訴
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新潟県上越市の小学校で卵アレルギーの児童が給食中に症状を起こし救急搬送された件で、保護者が市に110万円の損害賠償を求めて提訴しました。

ざっくりPOINT
  • 給食の「かき玉汁」に触れたことで児童がアレルギー症状を発症
  • 担任が水洗いのみ対応し、内服薬を飲まずに放置と児童側が指摘
  • 保護者が事実上の話し合い不成立として裁判へ、110万円を請求

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学校現場に求められるアレルギー対策

教室で食器にひじが触れただけで症状を発症したことは、食物アレルギー患者への交差接触(クロスコンタミネーション)の深刻性を示しています。

学校側では、アレルギー用食事を提供するだけでなく、教室環境の衛生管理や職員の迅速な対応が極めて重要です。

実際、他自治体でも同様の事故があり、アレルギー対応のマニュアル整備や教職員教育の強化が進められています。

学校給食においては、単に除去食を提供するだけでなく、配膳時や教室での管理、教職員の認識度など包括的な対策が必要です。

この提訴を契機に、全国的にも学校におけるクロスコンタミネーション対策が一層議論される可能性があります。

訴訟が問う教員の対応責任

この件では、保護者側が「担任が内服薬を飲ませず、ただ水洗いしただけ」として市側の対応を問題視しています。

教育委員会は代理人弁護士と協議中としていますが、今後は学校側の安全配慮義務の有無が争点となります。

判決では、一定の注意義務違反があったかどうか、そして賠償金の妥当性などが検討される見通しです。

また、同様の事例が再発防止の教訓となる可能性もあり、学校現場でのアレルギー対応を法的に問う先例になるか注目されます。



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