
特殊清掃業者のSweepers【公式】が6月1日にXで投稿した内容が注目を集めています。
投稿によると、大学生の子どもを亡くした親から、急ぎで清掃を依頼する連絡があったといいます。
子どもは自死であり、遺体の腐敗も進んでいたため、近隣住民から苦情が来る状況でした。
依頼者は、大学通学のために親名義で借りていた賃貸物件での清掃を急遽求められ、地元の業者に連絡し、三日前に見積もりに立ち会いました。
その際、業者から遺体跡の確認を求められたうえ、高額な見積もりを提示されたといいます。
費用について確認したところ、「親なら責任を持って自分で綺麗にしろ」と言われたとのことです。
親は自ら掃除を試みたものの、息子が生前使っていた家具や家電、服、家族写真などがそのまま残されていたことに心が折れ、涙が止まらず、掃除が全く進まなかったといいます。
Sweepersの投稿者は、「私は遺体跡を確認させない。大学生の自死なら尚更」と述べ、業者の対応に強い非難を示しました。
「人としての感情を持たない人間は特殊清掃をやるべきではない」「価格よりも言い方が酷すぎる」とし、自ら片道5時間半をかけて清掃と遺品整理を請け負う決意を語りました。
さらに別の投稿では、「HPからは見分けがつかない最低な業者が存在する」「業界の利権や名誉には興味はないが、こんな業者には心底潰れて欲しい」と、業界の実情と怒りをぶつけています。
話題のポスト
こんな業者に傷付く遺族がいるのが事実。HPからでは見分けがつかない最低な業者がいるんです。特殊清掃業会の利権や地位や名誉全く興味はないですが、こんな業者には心底潰れて欲しいと願わずにはいられないのが本音です。
— 特殊清掃Sweepers【公式 (@namamsan) June 1, 2025
関連
比較サイトなどはサイト側にキックバック20-25%払う仕組みになっているので、その分の費用が上乗せされていることが大半です。そうでなければサイト運営側は利益がでませんからね。更に比較サイトに登録している業者は自社で集客出来ない業界が多いのでTwitterでも同業者達が注意喚起しています。
— 特殊清掃Sweepers【公式 (@namamsan) June 2, 2025
いたって普通だと思います。皆さんからしたら特殊かもしれませんが、うちのような業種は毎日のことですので。出来ることが増えればお給料もあがります。身内だから出来ないということもあります。私も毎日こういった仕事ですが、わが子や親兄弟だったらおそらく出来ません。
— 特殊清掃Sweepers【公式 (@namamsan) June 2, 2025
警察の方はご遺体の腐敗が進んでしまっている場合、ご遺体も室内も確認されない方がいいと遺族に伝えてくださりますね。そんな室内のご遺体跡を親だから見るべきとお母様に見せたのは、見積もりにきた特殊清掃業者です。
— 特殊清掃Sweepers【公式 (@namamsan) June 2, 2025
反応
我が子を失った親に跡見せつけるのは…ショックで動けなくなってしまわないか心配。
— 一介のあいち県民 (@semQLV02PNYELq6) June 2, 2025
大家としては夜逃げもされた事あるけど、さすがにそこまでやる人間には共感出来ない。
不動産屋も儲けたいだろうし、とある程度片付けて清掃は粛々と業者入れてもらうようにしてる。後は金額交渉だけ。
親御さんとして辛い現状受け止める事も出来ないのに、そんな非情な事を言われてどれだけ悲しくて辛かったろう😭傷ついた心に寄り添ってくださる業者さんに改めて出会えて良かったです。
— とらっち (@toracchii) June 1, 2025
ご遺体痕見せるって何考えとんの😪完了報告ですら写真付けないのに
— 【ゴミ屋敷片付け特殊清掃のまごのて公式】汚部屋クリーナーみなみ (@obeya_minami) June 1, 2025
それ警察か大家から発注するものじゃないのか、酷いな
— kisahara (@kisahara1) June 2, 2025
深掘
特殊清掃業界における課題と倫理観の欠如
特殊清掃は、孤独死や事故死、自死などの現場を扱う非常にセンシティブな業務です。
依頼者は多くの場合、精神的に大きなダメージを受けており、業者の対応一つでその傷がさらに深くなることがあります。
しかし、業界内には倫理観に欠けた業者も存在し、遺族の感情を無視した高額請求や不適切な対応が問題視されています。
今回のケースでは、遺体跡を確認させた上で心ない発言をした業者に対し、Sweepersが「親が責任を取るべきだ」とする態度に強い疑問を呈しました。
適切な対応と配慮が不可欠なこの仕事において、技術や価格以上に、遺族への思いやりが問われる場面が多々あります。
遺族の苦しみに寄り添う姿勢が求められる
今回の投稿からは、遺族の深い悲しみと、それに対する業者の対応の落差が浮き彫りになっています。
特殊清掃は単なる清掃業務ではなく、遺族の心を支えるケアの一環として捉える必要があります。
Sweepersの投稿者のように、「親だから清掃ができない」という事実に寄り添い、自ら時間と労力をかけて支援する姿勢こそ、真に求められる在り方といえるでしょう。
今後、業界全体が信頼性と倫理観を重視した運営を目指し、遺族が安心して依頼できる環境が整うことが望まれます。
悲しみに沈む家族がさらに傷つくことのないよう、業者選びの基準にも変革が求められています。
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