73歳ベテラン歌手、GACKTさんの「古古米は腰を抜かすほど美味しい」発言に「残念な人」

ロックバンド「クリスタルキング」の元ボーカル、田中昌之さん(73)が6月3日、自身のXを更新し、ミュージシャンGACKTさんの古古米に関する発言について意見を述べました。

GACKTさんは長年にわたり白米を断っていることで知られていますが、6月2日の自身のXの投稿で「一番好きな食べ物は古古米を炊いて冷やしたご飯」と明かしました。

さらに、「古くなったコメが必ずしも劣化するとは限らない。適切に保存された古古米には新米にはない甘味や食感がある」と述べ、古古米に対する肯定的な見解を示しました。

しかし、田中さんはその発言を紹介する記事を引用し、「ほんとにこう言うコメントしたのかな?だとしたら残念な人だ」と投稿し、GACKTさんの主張に対して疑問を呈しました。

GACKTさんはあくまで自身の体験に基づいて古古米の魅力を語ったようですが、田中さんの反応からは、一般的な食文化や風味の感覚とのギャップが見て取れます。

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古古米を巡る評価と保存の現実

古古米とは、収穫から1年を経過した古米をさらに保管したものを指し、通常は備蓄用や加工用に回されます。

一般に新米に比べて風味が落ちるとされ、家庭の食卓で見かけることは少ないです。

政府の備蓄米としても使われる古古米は、長期保存に耐えうるよう管理されており、保管状態が適切であれば食味を保つことが可能です。

ただし、保存中に酸化や湿気、虫害などが発生すれば品質は劣化します。

GACKTさんが好むような古古米の「美味しさ」は、こうした理想的な保存環境が前提であり、一般流通している古古米とは一線を画すケースもあります。

食材の保存と風味の関係は非常に繊細であり、個人の感覚によって評価が大きく分かれる分野です。

食の価値観と発言の影響

GACKTさんのようにストイックな食生活を実践し、自らの経験を基にした発信は注目されがちですが、その言葉が広く影響を及ぼす可能性があるからこそ、慎重さも求められます。

古古米という特異な食材について「腰を抜かすほど美味しい」と語ることで、保存米に対する誤解や過剰な期待を招く恐れもあります。

一方で、田中昌之さんのような反応は、一般消費者の常識や感覚を代弁しているといえます。

今回のやり取りは、個人の嗜好と一般的な食の価値観のギャップ、そして有名人の発言が持つ影響力の大きさを浮き彫りにしたものといえるでしょう。

発言の自由がある一方で、それがどのように受け止められるかという配慮も、同時に求められる時代です。



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