小泉進次郎氏「もう人口減少を嘆くことはやめませんか?人口が減ったってやっていけます!人口が増えなきゃ楽観が持てないですか?発展しないんですか?減るものは減るんだから人口減少を強みに変えよう!」

小泉進次郎氏の過去の発言がXで話題になっています。

6月2日、ユーザーのサキガケさんは「こいつヤバいな」というコメントとともに、小泉氏の2016年の講演映像を添えてポストしました。

ポストには、小泉氏が「もう人口減少を嘆くことはやめませんか?人口が減ったってやっていけます!人口が増えなきゃ楽観が持てないですか?発展しないんですか?減るものは減るんだから人口減少を強みに変えよう」と語る様子が紹介されています。

映像の中で小泉氏は「もう人口減少を嘆くのはやめませんか。私は一番大切だと思っているのは、自信と楽観をどうやってもたらすかだと思うんです。そのために必要なのは、減ったって大丈夫だという事例を一つでも多く作って、それが自信と楽観につながれば、人口は減り続けるけども、楽観と自信が生まれた先にいつか人口が下げ止まる時が来て、そこからまた日本は力強い発展を遂げていく。人口が増えなきゃ楽観が持てないんですか?発展しないんですか?私はそこを問い続けているわけです。嘆いて変わるんだったらいくらでも嘆けばいいけども、嘆いたって変わらない現実があるんだったら、もう嘆くのやめましょうよ。人口減少でもやっていける。減るものは減る。人口減少を強みに変えよう」と述べました。

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人口減少への楽観的アプローチの背景

小泉進次郎氏の発言は2016年の「朝日地球会議」におけるもので、すでに8年以上前のものですが、人口減少問題がより深刻化する現在、再び注目を集めています。

日本の総人口は2008年をピークに減少傾向にあり、出生数も年間80万人を切る時代となっています。

政府は少子化対策としてさまざまな政策を打ち出していますが、人口の自然減を止めるには至っていません。

小泉氏の主張は、減少を避けられないものとして受け入れ、その中で自信と希望を持つ社会を築くべきだというものであり、いわば「縮小社会における前向きな適応」の姿勢を示しています。

ただし、これに対しては「現実逃避だ」との批判もあり、SNS上でも賛否が分かれる反応が見られます。

現実とのギャップと今後の課題

小泉氏の発言には、人口減少を前提とした社会設計の必要性という視点があります。

しかし、地方の過疎化、労働力不足、社会保障制度の維持困難など、人口減少がもたらす実質的な課題は多く、単なる「楽観」では対応しきれない状況にあります。

発言の趣旨は「悲観より前向きな発想を持つべきだ」という提案と捉えることもできますが、現実には政策面での具体的な対策とセットでなければ実効性は乏しいままです。

SNS上で再浮上したこの映像は、改めて日本社会が人口問題にどう向き合うべきかを問い直す契機となっています。

発言の意図や文脈を正しく理解したうえで、批判とともに建設的な議論が求められています。



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