古市憲寿氏「社会主義みたいになんで農業だけ守るんですか?」→ 堀江貴文氏「正論じゃん」

実業家の堀江貴文さん(52)が5月31日、自身の公式X(旧ツイッター)を更新し、社会学者の古市憲寿さん(40)が展開した農業に関する持論に言及しました。

5月25日に放送されたテレビ朝日の番組「ビートたけしのTVタックル」では、農業の現状や課題についての議論が行われました。

番組内で元JA全農常務理事の久保田治己さんは「我々が一番戦った相手は国なんです」と述べ、農業補助金が減少してきたことを振り返りました。

この発言に対して古市さんは「社会主義みたいになんで農業だけ守るんですか」「もっとマーケットに任せればいいじゃないですか」との意見を示しました。

この意見にはインターネット上でも賛否が分かれるコメントが寄せられ、堀江さんはこの古市さんの主張について「正論だな」と共感を示しています。

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農業補助金と市場原理のバランス

日本の農業政策は長年にわたり、補助金や価格支持制度などを通じて保護されてきました。

これは国内の食料自給率の確保や農村の維持を目的としたものであり、特に戦後の経済発展と人口増加の中で重要視されてきました。

しかし、1990年代以降のグローバル化とWTO体制の中で、過度な保護主義は見直される傾向にあります。

特に農業だけが市場原理から逸脱して保護され続けることに対しては、経済学者や一部の実業家から批判の声が上がっています。

農業の競争力を高めるためには、補助金に依存せず、技術革新や流通改革によって自立した経営体制を構築する必要があります。

ただし、急激な自由化は農家の疲弊を招くため、段階的な移行と社会的セーフティネットの整備も欠かせません。

農業の未来と社会的議論の重要性

古市憲寿さんや堀江貴文さんの発言は、農業保護のあり方について新たな視点を提示しています。

確かに、農業が過度に補助金に依存している現状は、持続可能な産業構造とは言い難い一面があります。

しかし、農業は単なるビジネスではなく、地域社会や食の安全保障とも密接に関係しているため、単純な市場原理の導入では解決しきれない課題もあります。

今後は農業をいかに持続可能で魅力的な産業にしていくか、そのために国の支援はどこまで必要なのか、国民全体で議論し、共通認識を形成することが求められます。

経済合理性と社会的責任のバランスを取る視点が、これからの農業政策においてますます重要となるでしょう。



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