古古古米試食した、小泉農相「ちょっと硬いかな」「世の中の皆さんの様々なアイデアが出ることも期待したい」

小泉農相が政府備蓄米の試食会で2021年産の古古古米を含む米を試食し、「ちょっと硬い」としながらも品質に問題はないと述べました。

ざっくりPOINT
  • 古古古米でも「味に大差なし」
  • 備蓄米は定期検査と品質管理で安全確保
  • 古米の活用には調理の工夫がポイント

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備蓄米の重要性と品質維持の裏側

政府が保有する備蓄米は、災害時や急な需給変動に備えるための重要な食料資源です。

農林水産省によれば、備蓄米は年に数万トン単位で更新されており、古いものから順次処理されています。

管理期間が長くなるにつれて食味の変化は避けられませんが、定期的な品質検査や低温保管などの工夫により、味や安全性を維持しています。

今回使用された「にじのきらめき」のような品種は、品質保持に優れた特性を持っており、備蓄米にも適しているとされています。

古米でも調理方法を工夫すれば十分おいしく食べられるため、防災やフードロスの観点からも活用の幅は広がっています。

消費者との信頼構築がカギ

今回の試食会で小泉農相が行った「年産を伏せた試食」という手法は、消費者の先入観を排除し、実際の品質を公平に評価させる試みといえます。

確かに古古古米と呼ばれる21年産米はやや硬さを感じさせたものの、味に大きな差はなかったというコメントは、備蓄米の信頼性を裏付けるものです。

近年では備蓄米の一部が学校給食や外食産業にも供給されており、安全性とおいしさの両立が問われています。

今後はさらに、家庭での活用促進やレシピ提案を通じて「古米=まずい」というイメージを払拭し、備蓄米の有効活用を進めていくことが求められます。



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