経団連・新会長「消費減税、適切でない」
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経団連の新会長に就任した日本生命前会長の筒井義信氏は、消費減税について「適切でない」との見解を示し、税・財政・社会保障の一体改革などに重点を置く姿勢を明らかにしました。

ざっくりPOINT
  • 経団連の筒井新会長「消費減税は適切でない」と明言
  • 金融出身初の会長、構造改革を重視
  • 日米関係「対等な交渉」を求める姿勢

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「消費減税は適切でない」の背景

筒井義信会長が消費減税に否定的な立場を示したのは、日本経済の財政健全化と持続的成長を重視する経済界の姿勢を反映したものです。

日本は先進国の中でも突出して高い政府債務を抱えており、社会保障費の増大が続く中での減税は、財政再建の妨げとなるというのが主な論点です。

また、過去の減税局面でも、消費の一時的な押し上げにとどまり、持続的な経済成長にはつながらなかったという見方も根強くあります。

金融機関出身である筒井氏にとっては、金利や財政規律の観点からも、減税よりも構造改革を重視する考えが強いとみられています。

新体制が目指す経済政策と期待

金融業界から初めて選ばれた経団連会長として、筒井義信氏にはこれまでと異なる視点からの政策提言が期待されています。

特に、イノベーションの促進や地方創生、社会保障制度の改革といった分野では、実務経験と経済全体への洞察を活かした実効性ある提言が求められます。

また、日米関係に関しても、対等な交渉の重要性を強調しており、国際経済の安定に向けた企業側のバランス感覚が問われる場面が増えそうです。

今後は、企業のデジタル化支援やスタートアップ育成といったテーマでどのような方針を打ち出すかが注目されます。



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