米農家「小泉進次郎大臣が供給する米は『古古古米』。ほぼ家畜のエサ」「味は劣悪。人の食べるものとして扱いません」

小泉進次郎大臣は、自身のXアカウントで「備蓄米の販売申し込みについて、本日の午後から応募が殺到し、令和4年産の全量20万トンに達する模様です。ここからの申し込みは、令和3年産の米になるため(10万トンの枠)、一度受け付けを休止し、3年産米で良いかの意向確認をした上で再開します」とポストしました。

この発表に対し、Xユーザーで米農家のNoken 雪組さんは「令和3年産と言えば古古古米の事。古古古米といえば通常、人に食わせるには食味値が非常に劣悪、我々は人の食べるものとして扱いません。家畜のエサを国民に売り付けるなよ。あまつさえ、それを恥じること無く、ことさら自分の手柄みたいに声高にポストして何が楽しいのか?」と強い批判を展開しました。

さらに、占い師で米農家の鈴木あろはさんも「古米は食べられるが、古古古米など。飼料になるものだから、2000円で国民に買わせるのは、どうかと思う。それに私たちが作ったお米は国民に食べてもらいたいので、輸出しないで欲しい。小泉米とか言っている場合ではない」と苦言を呈しました。

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古古古米への懸念と備蓄制度の背景

農家からの批判が集中した「古古古米」とは、収穫後3年以上が経過した古米のことを指します。

通常、古米は時間の経過とともに食味や香りが劣化し、古古古米ともなれば、人の消費用には適さないとされることが多く、飼料や加工用に回されるのが一般的です。

国が管理する備蓄米制度では、一定量の米を備蓄し、災害時や需給調整のために使用されます。

今回の販売は、その備蓄米を放出した形となりますが、本来人の口に入れるべき品質ではないとの農家側の認識との乖離が問題視されています。

また、価格が2000円という設定も適正かどうかが問われています。

農業従事者としての視点からは、品質管理と国民への説明責任が求められる内容です。

国の食料政策への信頼と透明性が課題

今回の件は、国が備蓄米を一般に販売するという一見善意の取り組みが、品質に関する説明不足や政策の透明性を欠くことで反発を招いた典型的な事例です。

古古古米という品質に対する一般的認識と、政府の販売方針との間に齟齬があることは、食の安全や信頼性を大切にする消費者や農家にとって大きな問題です。

ポストの中には、あたかも古米販売を成功事例として誇示するかのような印象を持たれる表現もあり、農家からの反発を助長しました。

今後の課題としては、備蓄米の品質区分や用途を明確にし、販売にあたっての説明責任を果たすこと、そして農家と消費者の声を反映した柔軟な政策運用が求められます。



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