新型コロナワクチンの誤情報が及ぼした影響をまとめた研究結果に、堀江貴文さん「反ワクの人はこれをみてどう思うのだろうか。読解力ないから読めないか」

実業家の堀江貴文さん(52)が27日、Xを更新し、東京大学教授らによる新型コロナウイルスワクチンに関する「誤情報」の影響を分析した研究結果に言及しました。

この研究は、東京大学国際高等研究所新世代感染症センターの古瀬祐気教授と、東北大学大学院医学系研究科の田淵貴大准教授の研究チームによって行われ、ワクチンに関する誤情報が接種率や死亡者数に及ぼした影響を数理モデルを用いて検証しました。

研究によると、2021年の新型コロナによる死者数は約1万4000人でしたが、誤情報への対応がより効果的だった場合、431人の死亡を回避できた可能性があるとしています。

逆に対応が不十分だった場合、1020人の死者が増加するという予測も示されました。

さらに、ワクチン導入が3カ月早ければ7003人の命が救われた一方で、3カ月遅れた場合は2万2216人の追加死があったとするシミュレーション結果も発表されています。

堀江さんはXにこの研究のリンクを添付し、「反ワクの人はこれをみてどう思うのだろうか。あ、読解力ないから読めないか。。」と投稿しました。

堀江さんはこれまでもXで「正確に言うとワクチン推進派で、必要のないマスク反対派」と自身の立場を表明しており、「ワクチンある病気は打たないと損」とも述べています。

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ワクチン誤情報の影響と公共政策への示唆

新型コロナウイルスに関連する誤情報は、世界中でワクチン接種率に深刻な影響を及ぼしてきました。

SNSを通じて拡散される情報は、しばしば科学的根拠を欠いており、接種の意思決定を妨げる要因となっています。

これに対抗するためには、正確で信頼性のある情報を広く発信することが重要です。

今回の研究が明らかにしたように、誤情報への適切な対応が人命に直結する可能性があるため、政府や研究機関、メディア、プラットフォーム運営者などが連携して、効果的なファクトチェック体制や教育キャンペーンを展開する必要があります。

誤情報対策は、今後のパンデミック対策においても鍵となる課題です。

堀江貴文さんの発信と社会的影響

堀江貴文さんのような影響力のある人物が、科学的根拠に基づいたワクチン推進の立場を表明することには、一定の社会的意義があります。

多くのフォロワーを持つ彼の発信は、誤情報が広がる現代において、科学的事実への注目を促す効果がある一方で、その表現が感情的に受け取られることで新たな対立を生む可能性もあります。

冷静で丁寧な対話が求められる中、著名人の発言には慎重さが求められる側面も否めません。

情報を受け取る側も、一つの意見にとらわれず、幅広い視点から事実を見極める姿勢が重要です。

堀江さんの発信は、ワクチンに対する理解と議論を深めるきっかけとなる可能性を持ちつつ、その表現方法もまた問われるべき点があるといえます。



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