【物議】小泉進次郎大臣「北海道の備蓄米。2000円台、出てきた(パシャリ)」→ 北海道のX民「皆さん、自民党に騙されないで。備蓄米は放出当初から店頭にあり、ずっとこの値段…」
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小泉進次郎大臣が自身のXアカウントで「北海道の備蓄米。最近こうやって知り合いが日本各地のコメ価格を教えてくれます。2000円台、出てきた。北海道の自民党の議員の協力に感謝」とポストしました。

添付された写真には「穂のほまれ」5kgが本体価格2980円(税込3218円)で販売されている様子が写っていました。

この投稿に対して、北海道在住と名乗るユーザー「侍ニャンコの改革剣」さんが「私は北海道の人間です。皆さん、自民党に騙されないで下さいね。北海道では、備蓄米は放出当初から店頭にあり、ずっとこの値段です。こんな堂々と嘘つく奴は見たことねぇわ」とポストし、大きな反響を呼びました。

他のユーザーからも「米は買ったことがないと騒ぐ前からこの値段です」(さっぽろ市民憲章さん)、「北海道は高くても税込4000円までは行っていないです」(速度種別A3さん)などの意見が寄せられ、価格や供給の状況についてさまざまな見方が示されました。

また、「『出てきた』という言い方が逆に気になります」「以前から普通にこの価格で売られていた」など、情報発信の仕方に疑問を呈する声も見られました。

一部の投稿では、写真の米がブレンド米である可能性や、精米時期の表示にも注目が集まりました。

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北海道の米価格と備蓄米流通の実態

北海道では、以前から一部のスーパーにおいて5kgあたり税込3000円前後の米が販売されており、備蓄米として特別な価格で提供されていたという実態があります。

特に大手スーパーでは、「きらら397」などの銘柄が1か月以上前から2980円(税込)で販売されていたとの報告も多く見られました。

そのため、今回の小泉進次郎大臣の投稿が「新たな発見」であるかのように発信されたことに対し、現地在住者から「情報を知らずに誇張しているのではないか」という批判が出ています。

また、輸送コストの低さから北海道内では米が比較的安く流通しており、他地域との価格差もある程度見られます。

一方で、北海道以外から輸送される野菜や果物は高価になる傾向があるなど、物流事情も価格形成に影響していると考えられます。

加えて、備蓄米はブレンド米として放出されることが多く、産地や精米時期の表示が明確であるかどうかも、消費者の信頼に関わる重要な要素となっています。

情報発信の影響と求められる姿勢

今回のように政治家がSNSを通じて地域の情報を発信する際には、その文脈や時系列、背景にある事実関係を把握したうえで、慎重に言葉を選ぶ必要があります。

特に生活に直結する食料品の価格については、誤解を招くような発言は信頼性を損なう原因となりかねません。

一部のユーザーからは「政府とメディアが結託しているように見える」といった強い不信の声も上がっており、情報の伝え方次第で世論の反応が大きく左右される現状が明らかになりました。

今後は、発信者にはより高い説明責任と透明性が求められるとともに、受け手である私たちも情報を鵜呑みにせず、多角的に検証するリテラシーが必要です。

SNSの情報は即時性がある一方で、その裏にある事実確認が不可欠であることを改めて認識する必要があります。



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