【話題】バス乗務員(新人)、帰宅ラッシュの人々に「お疲れ様です」→ 作業服のおっさん“ブチギレ”…

バス乗務員のバスガスバクハツさん(@RCX_76_02)が投稿したエピソードが話題となっています。

投稿によれば、乗務員になりたての頃、帰宅ラッシュ時の乗客に「お疲れ様です」と声をかけていたところ、作業服姿の中年男性から「今から仕事だよ!」と怒られてしまったそうです。

その一件以来、バス車内では無言を貫いているとのことです。

この出来事を思い出したきっかけは、投稿者が久しぶりにその男性を乗せたことでした。

投稿者は軽い気持ちでそのことをポストしたつもりが、予想外に注目を集めてバズってしまったと振り返っています。

なお、今回乗車した際の男性は「よろしく」と笑顔で接してくれたとのことで、投稿者は「やっぱりその時の気分次第なんだな」と改めて感じたと記しています。

また、このやりとりに対して他のバス運転手からも共感の声が寄せられました。

ある運転手は、朝ラッシュ時に「いってらっしゃいませ」と声をかけたところ、「夜勤明けで帰るんだよ!」と言われた経験を明かし、バスにはさまざまな立場の乗客がいるから、余計なことは言わないようにと学んだと語っています。

投稿者もこれに「ほんとに勉強になりましたよ」と応じ、「その件からノーマイク運転士の出来上がりです」と冗談交じりに締めくくっています。

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立場によって異なる「声かけ」の受け取り方

公共交通機関の乗務員が利用者に対して行うちょっとした気遣いが、時に思わぬ反応を招くことがあります。

バスという空間は、通勤・通学・夜勤明けなど、実にさまざまな状況の人々が集まる場です。

そのため、一見親切な声かけでも、受け取り方は人それぞれであることが分かります。

今回話題となった投稿は、そのことを象徴するエピソードでした。

「お疲れ様です」や「いってらっしゃいませ」といった言葉も、状況によっては不快に受け取られる可能性があります。

バスガスバクハツさんのように、実体験から学び、以後は無言での対応に徹している運転士もいるように、現場の対応は日々試行錯誤の連続です。

乗務員の言動ひとつが乗客の気分に影響することを踏まえ、利用者にとってより快適な空間を目指すためにも、「余計な一言」の重みは決して小さくないことが分かります。

思いやりは空気を読む配慮へ

人との接触が限られたバス車内では、乗務員の発言が利用者の心に直接響きやすいものです。

今回の投稿を通じて、多くの運転士が「言葉をかける」という行為に対する考えを新たにしたように思われます。

本来「お疲れ様」や「いってらっしゃい」という言葉は、相手を気遣う善意の言葉ですが、受け取る側の状況や気分に左右される繊細な要素を含みます。

そのため、声をかける側には配慮と想像力が求められます。

バスガスバクハツさんが実践している「無言での対応」も、そのひとつの答えかもしれません。

むしろ、言葉ではなく運転態度や安全意識で安心感を与えるという手法も、プロフェッショナルならではの判断です。

この一連のポストは、接客における「思いやりの形」が必ずしも言葉である必要はないということ、そして相手の立場を想像することの大切さを改めて教えてくれました。



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