れいわ・八幡議員「私の父はギャンブル依存!年金運用も同じ!健全ではない!」→ 厚労相「これまでの収益は約164.3兆円」

れいわ新選組の八幡愛衆院議員が、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資産運用を「ギャンブル」と批判し、自身の父親のギャンブル依存症の経験を引き合いに出した発言が、SNS上で多くの批判を受けています。

ざっくりPOINT
  • 八幡議員の年金運用批判が物議
  • GPIFの運用実績は約164兆円の収益
  • 感情的な発言にSNSで批判の声多数

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公的年金運用と資産形成の現実

公的年金の積立金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、国民の老後の生活を支えるため、長期的・安定的な収益を目指して投資活動を行っています。

資産運用と聞くと「リスクが高い」という印象を持つ人も少なくありませんが、GPIFは複数の資産に分散投資することで市場の変動に備える体制を整えています。

世界の年金ファンドの中でも透明性や規模の面で高く評価されており、ノルウェーやカナダの年金基金と並んで安定運用のモデルとされています。

近年はESG投資にも注力し、倫理的観点からの運用も進んでいます。

年金制度が少子高齢化の中で持続可能であるためには、積立金の保全だけでなく、適切な運用による資産増加が不可欠です。

感情よりも実務に基づいた議論を

年金制度は多くの国民にとって生活の土台であり、その運用方法については慎重な議論が必要です。

ただし、感情的な例えや個人の経験に基づいた主張では、政策論争が建設的にならず、誤解を招く恐れもあります。

政策を担う議員が制度を批判する際には、透明性や説明責任を前提に、客観的なデータや制度比較をもとに議論する姿勢が求められます。

特に年金という極めて専門的な分野では、一般国民の不安を煽るよりも、制度の理解を深める努力が政治家に求められるでしょう。

議論を通じて問題点を洗い出し、制度の改善に繋げるためにも、実務に即した冷静な発言と説明が今後の課題です。



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