【警鐘】ケネディ米厚生長官、諸国に『世界保健機関(WHO)脱退』呼び掛け

ロバート・F・ケネディ・ジュニア米厚生長官は、世界保健機関(WHO)を「肥大化し機能不全に陥った」と批判し、米国の脱退を他国への警鐘とし、新たな国際保健機関の設立を呼びかけました。

ざっくりPOINT
  • 米国、WHOからの脱退を正式表明
  • 中国、WHOへの拠出金を大幅増加
  • 新たな国際保健機関の設立を模索

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米国のWHO脱退とその影響

2025年1月、ドナルド・トランプ大統領が正式にWHOからの脱退を表明しました。

米国は2026年1月をもってWHOから正式に離脱する見通しです。

これまで米国はWHOの最大の資金拠出国であり、2022~2023年には全体の約12~15%を担っていました。

その米国が2024~2025年の分担金支払いを拒否したことで、WHOは約6億ドルの財政赤字を抱えることになりました。

さらに、今後も米国からの資金が得られないことで、WHOの活動に大きな影響が出るとみられています。

一方で、中国が今後5年間で5億ドルの資金拠出を表明し、国際保健の主導権を狙っているとの見方もあります。

WHOは分担金の増額や民間からの支援で財政再建を進めようとしていますが、その効果はまだ未知数です。

新たな国際保健協力の模索

ケネディ長官は、WHOが中国政府や製薬業界、ジェンダーイデオロギーからの影響を強く受けており、本来の中立性と機能が損なわれていると批判しました。

その上で、米国は志を同じくする他国と連携し、新たな国際保健機関の創設を目指していると明かしました。

この新たな機関では、政治的干渉を排除し、透明性と効率性を重視した仕組みを目指すとしています。

既に数カ国と協議を開始しており、他国にも参加を呼びかけている状況です。

ただし、新組織の設立には加盟国の合意形成や法的整備など多くの課題も伴うため、その実現性や今後の展開には注視が必要です。

既存のWHOとの対立構造が激化すれば、国際的な保健対応の分断を招く恐れもあります。



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