【評価】岸田文雄前首相、国民・玉木代表は「首相候補の一人」

自民党の岸田文雄前首相が、国民民主党の玉木雄一郎代表を「首相候補の一人」と評価したことが、政界に波紋を広げています。

ざっくりPOINT
  • 玉木氏に「首相候補」の声
  • 消費税5%案に財源課題
  • 岸田氏の布石か再編の兆しか

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野党の中で異彩を放つ玉木氏の存在感

岸田文雄前首相が玉木雄一郎氏を「首相候補」と評した背景には、野党の中でも独自路線を取る玉木氏の姿勢があると見られます。

玉木氏率いる国民民主党は、与野党の枠を超えた政策協議を志向し、実現可能性を重視した提案を行うことで、現実路線を模索してきました。

とりわけ時限的な消費税引き下げ案は、物価高騰への即応策として注目される一方、財源の裏付けが不透明との批判もあり、岸田氏も「もう少し具体的な案が必要」と指摘しました。

玉木氏は官僚出身で政策立案に長け、政界でも「理論派」として知られていますが、党の規模や影響力の観点からは、実際の首相候補としての現実味には疑問の声もあります。

それでも今回の発言は、与野党を横断する人材評価の兆しとして注目されます。

政界の流動化が進む中での評価発言

岸田前首相の発言は、自民党内外の政局再編を見据えた布石とも取れます。

衆院解散や政界再編の可能性が取り沙汰される中、野党の中でも政策協調が可能な人物を公に評価する姿勢は、今後の連携や合意形成を視野に入れたものと考えられます。

また、現政権への批判や自民党内の指導力低下が続く中で、有権者に「選択肢」を提示する動きとも言えます。

石破茂氏の「参院選後に判断すべき」という発言も、党内での様子見姿勢を表しており、自民党が今後どのような形で次のリーダーを描くのか、国民の関心が高まる状況です。

玉木氏のような存在が改めて評価される背景には、従来型の派閥政治や保守一辺倒の限界があるとも言えるでしょう。

 

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