【過去発言】元社民党・田嶋陽子さん「性差別の制度化『結婚制度』反対。結婚制度がなくなる前段階として夫婦別姓は経過として大事」
Unsplashengin akyurtが撮影した写真

Xユーザーの「また正義が勝ってしまった!」さんは、選択的夫婦別姓制度をめぐる議論の中で、「左派が選択的夫婦別姓を進める本当の理由は婚姻制度の破壊」との見解をポストしました。

これに対し、別のユーザー「自民党と国民民主党とれいわ新選組は滅ぼす。政権交代は民主主義の基礎」さんが、「陰謀論もたいがいにしろ。韓国とか別姓の結婚制度の国もあるし、江戸時代まで庶民に苗字はなかったのに結婚制度はあっただろ」と反論。

この発言を受け、「また正義が勝ってしまった!」さんは再度、「何が陰謀論だよ。大物フェミニストで選択的夫婦別姓の旗振り役の田嶋陽子が婚姻制度の破壊を目指していると公言しているだろ。俺は田嶋陽子の発言をポストしただけ」と述べ、田嶋陽子さんの過去の発言を紹介する動画も添付して、自らの主張を補強しました。

動画内では田嶋さんが「結婚制度は性差別の制度化」などと述べており、選択的夫婦別姓制度に反対する立場からの根拠とされています。

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制度改革とフェミニズムへの誤解が生む対立

選択的夫婦別姓制度をめぐる議論では、しばしば制度の目的や背景に対する誤解や偏見が対立を深める要因となっています。

本来この制度は、結婚後も互いの姓を維持したいという個人の選択を尊重するものであり、家族制度そのものを否定するものではありません。

しかし、反対派の一部では「家族の一体感が損なわれる」あるいは「伝統が壊される」といった懸念が根強く存在しています。

田嶋陽子さんのように、制度そのものに性差別的構造があると指摘し改革を訴える立場の人物がいる一方で、それを「婚姻制度の破壊」と受け取る人々もおり、そこに「フェミニズム=極端な思想」というイメージが上乗せされることで議論が感情的になりがちです。

冷静な制度設計と社会的対話が求められる中で、今回のようなやり取りは制度改革をめぐる社会的分断を可視化する一例といえます。

対話の必要性と情報発信の責任

SNSを通じた制度改革の議論は、多くの人々の意見が交差する場である一方、誤解や極端な主張が拡散されやすい環境でもあります。

「また正義が勝ってしまった!」さんのように、実際の発言や資料をもとに主張を展開する行為は情報提供としての一面を持ちつつも、意図や背景を補足せずに断片的に提示すれば、誤解や対立を生む結果となり得ます。

制度をめぐる健全な議論を育てるには、相手の意見に耳を傾け、文脈を踏まえた発信と議論が不可欠です。

制度改革の本質は、誰かを敵とすることではなく、現代社会の多様な生き方に対応するルール作りにあります。

今回の投稿は、議論の方向性を問うとともに、発言の引用や共有が持つ影響力と責任の重さを再認識させる事例といえるでしょう。

 

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