昭和世代「昭和は良かった。今と比べていいことしかない。悪いところがあるなら一つでも言ってみてよ。論破できるから」→ 一撃で逆論破した“悪いところ”がこちら…
Image © Share News Japan

日暮れひぐれんさんが2025年5月6日にXで投稿した内容が、大きな反響を呼んでいます。

ポストでは、年上の人物から「昭和は良かった。今と比べていいことしかない。悪いところがあるなら一つでも言ってみてよ。論破できるから」と言われた場面を描いています。

それに対し日暮れさんは、「注射器の使い回しが普通だった」と返答したところ、論破されなかったというエピソードを紹介しました。

続く翌日のポストでは、「昭和生まれなので、集団予防接種で同じ注射器で刺された記憶がある世代です。今じゃ、ほんとに絶対考えられない」と補足し、当時の医療現場の衛生意識の違いを指摘しています。

この投稿は多くの共感を集め、注目を浴びています。

話題のポスト

関連



反応



深掘

昭和の医療常識と今の衛生観念の違い

昭和時代には、集団予防接種が学校などで行われており、注射器の使い回しが一般的でした。

特に1970年代までの日本では、ディスポーザブル(使い捨て)医療器具が一般的ではなく、金属製注射器を消毒して繰り返し使用するのが常識でした。

そのため、B型肝炎など血液を介する感染症のリスクが高く、実際に集団感染が発生した例も記録されています。

1980年代に入ってから、感染症への懸念が高まり、使い捨ての注射器が導入されるようになりました。

現在では注射器の使い回しは明確に違法であり、医療現場では厳しい感染管理が行われています。

ノスタルジーと現実のギャップをどう捉えるか

日暮れさんのポストは、昭和を懐かしむ声に対して、当時の不衛生な医療実態を例に挙げて一石を投じるものでした。

昭和を「良い時代」とする懐古的な評価には、便利だった点や人情味などがよく挙げられますが、同時に今では考えられないような制度や慣習も存在していたのが事実です。

現代の価値観で過去を一面的に美化することの危険性を示し、客観的に歴史を見つめ直す姿勢の大切さがうかがえます。

この投稿は、昭和の「良さ」と「問題点」の両面を意識することの重要性を考えさせる契機となりました。

 

───あなたの感想は?───

Loading spinner

\\SNSで記事をシェア//

Xでシェアニュースを

〔Share News Japanを支援〕



 アンケート投票 & 結果確認