【話題】X民「こういう考えの人は日本から出て行った方が幸せに暮らせそう…」

Xユーザーの愛国心の足…さん(@tacowasa2nd)が投稿した、夫婦別姓と戸籍制度に関するポストが大きな議論を呼んでいます。

投稿では、「夫婦別姓でネトウヨ達が『世界に誇る日本の戸籍制度』ってイミフなこと言ってるけど、そんなもん世界に誇っても誇られ方が困惑するだけだと思うの」と述べ、日本の戸籍制度を称賛する主張に皮肉を込めて異議を唱えました。

さらに「そんなもん羨ましがるのはヒトラーみたいな独裁者ぐらいだっての」と発言し、制度を妄信する姿勢を強く批判しています。

これに対し、別のユーザーであるレミントン4thさん(@marurei26O)は、「こういう考えの人は日本から出て行った方が幸せに暮らせそう」と反応。

他のリプライ欄でも戸籍制度への肯定派・否定派がそれぞれの意見を投稿し、賛否が激しく分かれる展開となりました。

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深掘

戸籍制度と夫婦同姓の背景と論点

日本では民法により、結婚した夫婦は同一の姓を名乗ることが義務づけられており、世界でも珍しい制度となっています。

現在、法的に夫婦別姓は認められておらず、これに関する議論は長年続いてきました。

最高裁では2015年と2021年に「夫婦同姓は合憲」とする判断が下されましたが、少数意見や市民の声を背景に、制度の見直しを求める声も強まっています。

一方、戸籍制度は日本独自の家族単位での登録制度であり、これによって親子関係や家系、相続、婚姻の履歴などが明確に管理されます。

この制度は行政運営や社会保障の面で一定の合理性があると評価される一方、個人のアイデンティティや多様な家族形態に合わないという指摘もあります。

夫婦別姓を導入した場合、現在の戸籍制度と整合性が取れなくなるとの懸念が一部にあるため、反対意見は「制度の崩壊につながる」と主張する傾向にあります。

表現の自由と相互理解の必要性

今回の投稿は、夫婦別姓や戸籍制度といった政治・社会制度の是非を巡る意見として表現されたものであり、その内容がSNS上で広く共有されましたが、同時に「出て行け」といった排除的な言葉も寄せられました。

こうした反応は、自由な意見表明の場であるべきSNSにおいて、意見の多様性を許容しない風潮があることを浮き彫りにしています。

議論の本質は、どのような制度が社会全体にとって望ましいかという点にあります。

日本にしか存在しない戸籍制度や夫婦同姓のルールが、今の多様化する社会にふさわしいのかどうかは、冷静な議論と綿密な制度設計によって検討されるべきです。

反対意見に対して「日本から出ていけ」といった言葉で封じようとする姿勢は、健全な民主主義の障害となりかねません。

制度に対する異議申し立てや改革の提案は、より良い社会を築くための出発点です。

互いの立場を尊重し、感情的な対立を避け、建設的な対話ができる社会の実現こそが、真に「誇るべき」国の姿ではないでしょうか。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

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