【高額】フランスのコンビニで販売されている“おにぎり”の値段がこちら…

元読売テレビのアナウンサーで現在はキャスターとして活躍する辛坊治郎氏が、自身のX(旧Twitter)でフランス滞在中に遭遇した“高額おにぎり”について驚きを語り話題となっています。

辛坊氏はコンビニのような店で購入した三角おにぎりが約900円だったと明かし、「物価か為替か、どっちかが狂ってる」とコメント。

米や味についてもやや辛口の食レポを投稿しました。

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進む円安と購買力の低下、海外で実感する日本の立ち位置

近年、日本円の為替レートは長期的な円安傾向にあり、2022年以降は特に1ドル150円を超える水準が常態化しています。

これにより、海外旅行者は現地の物価をより高く感じるようになり、コンビニレベルの商品でさえ日本の倍以上の値段に驚くケースが続出しています。

購買力平価(PPP)で見ても、日本の物価水準は他の先進国に比べて低く、同じ商品でも現地価格が2〜3倍に感じられることが珍しくありません。

また、日本の実質賃金はここ数十年ほとんど伸びておらず、他国がインフレに応じて給与水準を上げている中、日本だけが取り残されているとの指摘もあります。

このような背景から、今回の辛坊氏の驚きは、日本の購買力の弱体化を象徴するエピソードと捉えられるのです。

“値段に驚く”のは他人事ではない、日本人全体の課題に

日本人が海外で感じる物価の高さは、単なる観光客の驚きでは済まされない深刻な問題です。

為替の変動や経済成長の停滞、賃金の伸び悩みなど複合的な要因が絡み合い、日本の国際的な経済的地位は相対的に低下しています。

かつては「円高」で海外旅行先では豪遊できるイメージすらありましたが、現在では逆転し、他国の人々が訪日旅行で「安さ」に驚く状況です。

このまま円安や賃金停滞が続けば、海外との経済格差はさらに広がり、若い世代の国際的な移動や挑戦にも影響を与えかねません。

辛坊氏の「おにぎり900円ショック」は、こうした日本経済の実情を多くの人に気づかせる一例として、今後の経済政策や生活設計にも示唆を与える話題と言えるでしょう。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

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