【参院選】自民党、大仁田厚氏の擁立を模索 岸田文雄らが復党への嘆願書に署名

プロレスラーで元参議院議員の大仁田厚氏が自民党に復党する方向で調整が進められており、党紀委員会での審議が近く行われる見通しとなる中、ネット上では「話題性頼みの選挙戦略だ」と批判が殺到しています。

ざっくりPOINT
  • 大仁田氏の復党案に「また芸能枠か」と批判殺到
  • 自民党内でも“選挙ありき”姿勢に不信感
  • 「話題より実務」求める声が多数派に

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「また人気頼みか」──“政治の軽さ”に広がる不信感

大仁田厚氏の自民党復党の動きに対し、SNSを中心に厳しい声が相次いでいます。

「政策ではなく顔と名前で票を取る気か」「また芸能人候補?もううんざり」「実績よりパフォーマンスが重視される時代に逆戻り」といった投稿が多く見られ、自民党の候補者選定に対する不信感が顕在化しています。

これは、近年たびたび問題視されてきた「タレント候補」依存への反発とも重なります。

政治家としての実務能力や政策論よりも、“選挙で勝てるかどうか”を優先するような姿勢に、有権者の間では「真剣に国を預けられない」といった失望が広がっているのです。

特に若年層や都市部の有権者を意識した動きに見える一方で、内容が伴わない選出により政治不信がさらに深まるという悪循環も指摘されています。

さらに、党内の有力者である古賀誠元幹事長や岸田文雄前首相が復党嘆願書に署名していたことも伝えられ、「上層部まで話題先行の判断をしているのか」と批判の矛先は党全体に向けられています。

選挙対策の「近道」が信頼を失う遠回りに?

今回のような復党劇は、2025年の参議院選挙を控えた自民党が、知名度や話題性のある人物を前面に押し出す「手っ取り早い動員戦略」を取り始めたことの表れと見ることができます。

しかし、こうした動きは短期的な票集めにはなる一方で、長期的な信頼形成や党のイメージ回復には逆効果になる可能性もあります。

政治に求められるのは、政策立案能力、現場との対話力、持続的なビジョンです。

有名人だからといって自動的に信頼される時代はすでに終わりつつあり、逆に「なぜこの人を?」「誰が得をするのか?」という目で見られるようになっています。

こうした候補擁立が繰り返されれば、有権者の間に「政治とは真剣に向き合うものではない」という諦めを生みかねません。

今こそ、政党には話題性よりも「地に足のついた候補者選び」が求められていると言えるでしょう。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

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