【話題】『宇多田ヒカルの新譜を聴いて改めて思う、夫婦別姓で困る人達って、ほんとに誰?』

X(旧ツイッター)ユーザーの小田切(@Ug13a)さんが「宇多田ヒカルの新譜を聴いて改めて思う、夫婦別姓で困る人達って、ほんとに誰???」と投稿し、大きな共感と注目を集めています。

ポストは、宇多田ヒカルさんの新曲「Mine or Yours」に盛り込まれた「令和何年になったらこの国で夫婦別姓OKされるんだろう」という歌詞に触発されたもので、ネット上では「本当に困る人がいるのか?」「なぜ選択肢を与えることに反対するのか」といった議論が活発に交わされています。

話題のポスト

詳細は動画

関連

反応



深掘

宇多田ヒカルの表現が呼び起こす「夫婦別姓」と私的経験の交差点

このポストの背景には、宇多田ヒカルさんが自身の経験をもとに社会問題へ踏み込んだ表現を行ったことが大きく関わっています。

新曲「Mine or Yours」の歌詞に盛り込まれた「夫婦別姓」への言及は、これまで政治的スタンスを表に出すことの少なかった彼女の楽曲としては異例であり、多くのリスナーに衝撃と共感を与えました。

一部では「政治的すぎる」「歌にそうした主張を込めるのは違和感」といった声も上がっていますが、その一方で、宇多田さんが2度の離婚や国際結婚といった複雑な経験をしてきたことを踏まえると、彼女の問題提起は非常に個人的で切実なものであるとも受け止められています。

芸能界では、私生活を通じて感じた社会制度の矛盾や不条理を言葉にするアーティストが少しずつ増えており、宇多田さんの行動もその流れの一端を担っています。

このような背景の中、小田切さんのポストは単なる疑問提起ではなく、「制度の不備に気づく感性をアーティストが照らし出す」という構造を受け止め、社会全体でその問いを共有すべきだという姿勢を代弁するものとして機能しているのです。

選択肢を与える制度への反発は何を意味するのか

選択的夫婦別姓は「望む人だけが利用できる制度」でありながら、いまだに強い反発が存在します。

小田切さんの「困る人って誰?」という素朴な問いは、この反発の論理に真っ向から投げかけられたものであり、多くの人が抱いてきた違和感を代弁する形となっています。

反対の根拠としては「家族の一体感が損なわれる」「子どもの姓が複雑になる」などが挙げられます。

宇多田ヒカルさんの歌が社会的メッセージを内包し、それがリスナーの言葉となって波紋を広げている現状は、「個人の生き方」と「制度の在り方」がどれだけ密接に結びついているかを示す象徴的な事例です。

今後もこうしたアーティストの声や市民の素直な問いかけが、制度改革の後押しとなる可能性が高まっています。

(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)

 

───あなたの感想は?───

Loading spinner

\\SNSで記事をシェア//

Xでシェアニュースを

〔Share News Japanを支援〕



 アンケート投票 & 結果確認