
歌手の氷川きよしさんが創価学会への信仰をカミングアウトし、布教VTRにも登場するなど積極的な姿勢を見せたことが、今夏の参院選に向けた公明党・創価学会の結束強化と関係している可能性が指摘されています。
- 氷川きよし、創価学会信仰をVTRで熱弁
- 選挙控える学会にとっては“追い風”
- 信仰のカミングアウト、賛否の声広がる
話題のポスト
氷川きよし氏が祖父母の代から3代にわたる信仰をカミングアウト。創価学会も多様性に舵をとりました。私はよいことだと思います>「創価学会」布教VTRで堂々宣言「これからも広布のために歌い続けます」彦摩呂は「泣きながら一緒にお題目を唱えることも」夏の参院選への影響はhttps://t.co/KLx40SUTal
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) May 2, 2025
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— msxmx10 z80 (@msxmx10) May 2, 2025
彦摩呂氏も…
信仰は自由だけれど…わたしは応援しない。
— てんぷら☆さんらいず (@tenpura_sunrise) May 2, 2025
これくらいやらないと公明党は票が取れないくらい追い詰められている、と。
— analyze the world (@anlyzetheworld) May 2, 2025
思ってた方のカミングアウトじゃなかった…
— ゆうひと (@fufo554181) May 2, 2025
深掘
芸能と宗教、そして政治が交差する構図
日本社会において、宗教と芸能の関係は長年タブー視されがちでした。
とりわけ創価学会は、その影響力の強さゆえに政治・宗教・芸能という三つの領域が複雑に絡み合う対象として注目を集めてきました。
氷川きよしさんが今回、自らの信仰を公にし、会員向けのVTRに出演したことは、芸能人が信仰を通じて特定組織と関係を築き直す重要な動きと捉えることができます。
創価学会は信者の高齢化や若年層離れが進む中で、著名人の信仰体験を通じて求心力の再構築を目指しており、氷川さんのような国民的知名度を持つ人物の登場は、組織強化において極めて大きな意味を持ちます。
また、来たる参院選に向けて結束を高める手段として、信者内外へのメッセージ発信の場としての役割も果たしています。
一方で、芸能人にとっても宗教組織との関係は、固定ファン層の形成や信仰に基づく安心感を得られる側面があります。
長らく沈黙を守ってきた氷川さんが、独立を経て自らの信仰を自由に語れる環境を得たことで、その歩みは新たなフェーズに入ったと言えるでしょう。
信仰のカミングアウトがもたらす影響と評価
氷川きよしさんの創価学会への信仰表明は、芸能人の自己表現として、また社会的存在としての位置づけを問い直す一例でもあります。
日本では、宗教的立場のカミングアウトには慎重さが求められる風潮があり、特に大衆の注目を集める人物にとっては、その影響は計り知れません。
今回の発信は、本人の信仰に基づいた「内面の正直さ」が表現されたものと見ることもできますが、一方で、創価学会の組織戦略において象徴的な存在として活用される側面も否定できません。
選挙前のタイミングでの出演、また学会芸能人との共演が重なる点を踏まえると、個人の信条と組織的活動との境界線が曖昧になりつつある状況もうかがえます。
信仰を語ることで失う支持もある一方、新たな共感や結束を得ることも可能です。
カミングアウトによって宗教と社会の間にある距離を埋める試みとして前向きに捉える声もありますが、その受け止め方は見る人の立場によって大きく異なります。
いずれにせよ、氷川さんの行動は、宗教の自由や芸能人の影響力のあり方について新たな議論を呼び起こす出来事となりました。
(文・構成=シェアニュースジャパン編集部)
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