広末涼子さん「双極性感情障害」を公表　芸能活動休止へ

2025-05-03 ［文・構成＝シェアニュースジャパン編集部］

女優・広末涼子さんの所属事務所である株式会社R.Hは5月2日、公式サイトにて広末さんが現在「双極性感情障害」および「甲状腺機能亢進症」と診断され、芸能活動を休止して治療に専念することを発表しました。

発表では、4月16日の勾留解除後に医療機関での診断を受けたこと、現在も通院と自宅療養を続けていることが報告され、関係者やファンに向けて謝罪と今後の配慮を求める内容となっています。

また、病名の公表は責任回避の意図ではなく、警察の調査にも引き続き協力する姿勢を示しています。

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双極性障害と甲状腺機能亢進症が及ぼす影響

広末涼子さんが診断された「双極性感情障害（双極性障害）」は、感情の波が大きく、躁状態と抑うつ状態を繰り返す精神疾患です。

判断力や行動に影響を与えることがあり、社会的信用や人間関係にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。

世界的にも著名人がこの病を公表しており、理解が進みつつある一方、未だに偏見も根強いのが現状です。

また「甲状腺機能亢進症」は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで代謝が異常に活性化し、動悸や不安感、情緒不安定といった症状が現れます。

この病気は精神状態にも強く影響を与えることが知られており、双極性障害との併発によって症状が複雑化することもあります。

近年、芸能界ではメンタルヘルスへの理解が求められており、病名を公表するケースも増えています。

ただし、その反面で当事者に対する過剰な詮索や無責任な批判がネット上で広がるリスクも伴っており、今回のように冷静な理解と配慮を呼びかける声明は、非常に重要な意味を持っています。

広末涼子さんのケースは、著名人が精神的・身体的な疾患を公表したときの社会の接し方を考え直す機会にもなります。

公人である以上、一定の注目を浴びるのは避けられませんが、その立場ゆえに、病気の影響や背景について無責任に詮索されたり、病気を人格の問題と結びつけて語られる危険もあります。

今回のように病名を明らかにした上で「冷静な理解を」と訴える姿勢は、本人の回復と社会の成熟の両面において重要な一歩と言えるでしょう。

こうした対応が、本人だけでなく、同様の病と向き合う多くの人々を勇気づけることにつながります。

（文・構成＝シェアニュースジャパン編集部）

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